目次
ゲームと言うと「遊び」のイメージがありますが、実は世間には遊びを生かした学びのあるコンテンツが非常に多いです。
子供の頃に「外遊び」「スタンプラリー」「カードゲーム」など、体験した人も多いと思います。しかし、そうした遊びに大人のエッセンスを少し加えると、全く新しいゲームになります。
ただ企業の意思決定を下すときに「ゲーム」となると、判断を下すには少し難しいワードになります。
なぜなら「ゲーム」=「遊び」というイメージがあるからです。
しかし「チームビルディング」「アイスブレイク」となると、非常に意味のある(判断を下しやすい)ワードに昇華します。
そこで問題になるのが
「どんなコンテンツがあるのか?」
「実施人数はどれくらいで、時間はどのくらいかかるのか?」
「どこでできるのか?」
など多くの「?」です。
今回はチームビルディングやアイスブレイクにぴったりなゲームを、
- 身体を動かすゲーム4選
- 頭を使うゲーム4選
- オンライン対応ゲーム7選
に分け、15選ご紹介いたします!
なぜゲームなのか?
ゲームとは
ゲームとは勝負を決めることです。広義では、守るべきルールがあり、他人との相互作用を元に行なわれる活動のことをいいます。ゲームというと、ビデオゲームなどの影響で1人で楽しむものイメージをする人もいるかと思いますが、ビデオゲームの中にも対象となる相手がいて、勝負を決めることが多いです。そして、多くのゲーム中で行われることが競争です。
今では勉強、スポーツ、物作りなどで競い合う場合もゲームということも多いです。
競争に対するネガティブなイメージ
日本では一時期(2002年〜2012年頃)の学校教育の影響(俗に言うゆとり教育)で競争する文化が薄れていきました。学校で「競争はよくない」「勝敗を決めるのはよくない」と掲げるようになり、それまで学校教育では頻繁に行われていた、「学力ランキング」や「スポーツテストランキング」などは、姿を消していきました。
競争が良い理由
しかし、近年になって考え方が見直されてきています。
競争することにより
- 個人の実力アップ
- 組織全体のレベルアップ
- 自分への理解が深まる
とポジティブな意見が多くなってきています。
アメリカの大学のある実験では、1人でゲームをしたときとグループで競争してゲームしたときでは、グループでゲームした時の方が良い結果が出ました。
競い合っているグループでは、相手に勝ちたいという気持ちが相乗効果を生み、グループ全体がレベルアップしました。仲良しグループよりも緊張感を持ったライバル関係の方が、グループ全体が強くなるのです。
さらに、競争で勝敗を決すると、自分が相手に勝ったか負けたかの自覚を持ちます。それにより、自分の良いところ、悪いところを考えるきっかけになるのです。競争することで、自分自身をじっくり考えるようにキッカケにもなるのです。
競争に執着し過ぎるとケンカになる
競争は個人や組織のレベルアップにつながるのですが、執着しすぎるとケンカになります。ルール、勝負の判定に納得がいかない場合は、言い合いになり、仲が悪くなる可能性があります。
そこで大事なことは、
「公正・公平」にゲームを行うこと
「勝負に執着し過ぎない内容」のゲームにすること
そして、そのためのキーワードは「アイスブレイク」と「チームビルディング」です。
「アイスブレイク」のポイント
そもそも人間は他人に対して警戒心をもちます。なぜなら生物にとって知らない、わからない存在は、生命の危機をもたらす可能性があると認識するからです。その生理システムは古代も現代も代わりません。よって、始めて知り合った人や、知っていてもよくわからない人に対しては、警戒して心の壁をつくります。その壁を崩すのがアイスブレイクです。
つまり、アイスブレイクのポイントは「相手の警戒心を解くこと」なのです。
「チームビルディング」のポイント
従来の日本では、リーダーを立てるとワンマンになりがちで個性が活かせない、リーダーへの負担が大きいなどの問題がありました。そういった背景もあり、最近ではチームビルディングという言葉が多く用いられるようになりました。そもそもチームビルディングとは、個人が自分の能力を発揮しつつ、チーム一丸となって、目標の達成を目指す組織を作る手法のことをいいます。
つまり、チームビルディングのポイントは「共通目的があること」なのです。
「チームビルディング」×「アイスブレイク」に最適な内容はゲーム
素晴らしいチームビルディング手法を導入することで様々なメリットがあります。
- 達成感、成功体験を得ることができる
- 個々の能力以上の成果を出せる
- コミュニケーションスキルがアップする
しかしながら、仲が良かったり、チームワークが良いチームでは、積極的にチームビルディングを行わないと思います。チームビルディングを必要とする多くの場面は、「チームでのコミュニケーションができていない」「知らない人との交流機会がある」などでしょう。
しかし、より多くのメリットを得るためには実施内容がポイントです。
そこで大事なことは
「公正・公平」にゲームを行うこと
「勝負に執着し過ぎない内容」のゲームにすること
つまり、「チームビルディング」×「アイスブレイク」×「ゲーム」がチームビルディングの効果を最大化します。
それでは、チームビルディングやアイスブレイクに最適なゲーム15選をご紹介します!
身体を動かすゲーム4選
チャンバラ合戦–戦IKUSA-
スポンジの刀を使い、相手の腕についた「命」と呼ばれるカラーボールを落としあう合戦アクティビティです。作戦タイムの「軍議」と実践の「合戦」を繰り返すことで、PDCAサイクルを体感しながらチームビルディングを行います。周年事業のアイスブレイクとしても楽しめますし、社員旅行の道程に組込むのもオススメです。
- 種類:バトル系
- 所要時間:1〜4時間
- 実施人数:20〜1000人
- 場所:どこでも(人数によって変わる)
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サバ研
チームに分かれてエアソフトガンとBB弾で銃撃戦を行う「サバイバルゲーム」を通して、世界最速の思考法OODA LOOPを学べるゲームです。戦闘という特殊な状況に身を置くことで、OODA LOOPを体感できます。
ミッションをクリアしながら敵と戦っていく中で、状況をすばやく判断・共有し、一つの目標を共通認識することでチームビルディングをしていきます。企業の管理者研修や社員数が少ない企業のチームビルディングにオススメです。
- 種類:バトル系
- 所要時間:2〜6時間
- 実施人数:10〜60人
- 場所:サバイバルゲーム施設(屋外、屋内)
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レーザーシューティングバトル(地球防衛軍)
当たっても全く痛くない次世代レーザー銃(赤外線)を使用して、安全に楽しめるアクティビティです。エイリアン軍と地球防衛軍に分かれてレーザー合戦を行います。2チームに分かれて戦闘行し、途中作戦タイム行うことで、チームビルビルディングを体感できます。女性でも安心して行えるアクティビティなので、女性が多い企業でオススメです。
- 種類:バトル系
- 所要時間:1〜4時間
- 実施人数:10〜60人
- 場所:どこでも
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宝探し
宝の地図を読み解き、実際に隠された宝箱を探すアクティビティです。宝箱を探し出すために、様々なミッションに取り組みます。ミッションに取り組むプロセスの中で、共通目的意識やチームワークが育まれます。1日型のレクリエーションとしても最適ですし、社員研修のアイスブレイクとしもオススメです。
- 種類:周遊系
- 所要時間:1〜8時間
- 実施人数:3人〜
- 場所:どこでも(企画よって変わる)
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頭を使うゲーム4選
謎解き脱出ゲーム
参加者は物語の主人公となり、仲間と力を合わせて謎を解きながら、とある空間からの脱出を目指します。クリアするにはチームメンバーとの協力が必要不可欠です。そのプロセスでチームワークを育みます。お互いの人柄や能力をよく理解し、問題を解き進めることが脱出への近道です。
- 種類:知的解決系
- 所要時間:1〜4時間
- 実施人数:3人〜
- 場所:どこでも(企画よって変わる)
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SDGsカードゲーム
与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的なゴール達成を目指します。ゲームの世界にも様々に異なる価値観をもった人達がいて、人によってできる事が異なります。プロジェクトを実行するためには、お金と時間を使います。ただプロジェクトを実行すると、経済、環境、社会の状況が変わり、誰がどのようにプロジェクトを行うかによって世界状況が変わります。参加者全員が行うプロジェクトの結果、2030年の世界があらわれていく。SDGsを学びながら、チームビルディングができるカードゲームです。SDGsやCSRを大切にしている企業にオススメです。
- 種類:ディスカッション系
- 所要時間:1〜3時間
- 実施人数:3人〜
- 場所:屋内
コンセンサスゲーム
チームメンバーとの合意形成(コンセンサス)を行う必要があるゲームです。まず自分の意見を提示し、その後チームで話し合いながら全員で1つの結論を導きます。ときには意見が対立することもありますが、それを多数決や諦めではなく、しっかりと話し合って合意することを目的としています。内容は「惑星」「砂漠」「無人島」など、多岐に渡ります。プロジェクトを行いつつも、チーム内全員の合意が必要な企業や組織にオススメなチームビルディングです。
- 種類:ディスカッション系
- 所要時間:1時間
- 実施人数:3人〜
- 場所:屋内
レゴシリアスプレイ
レゴ社が開発した、レゴブロックを用いたチームビルディング型ワークショップです。お題に対してレゴブロックで作品を作り、メンバー間で対話を行います。作品を作った後、その背景を話し合うことで、普段の生活ではなかなか話さない、お互いの考え方を共有することができます。技術職などモノづくりを行うメンバーで行なったり、一風変わったアイスブレイクとしてもオススメです。
- 種類:創作プレゼン系
- 所要時間:1〜2時間
- 実施人数:3人〜
- 場所:屋内
オンライン対応ゲーム7選
オンライン謎解き脱出ゲーム(リモ謎)
リモート状況でも実施できる謎解き脱出ゲームです。参加者は、オンラインでコミュニケーションができ、謎を解きながら脱出のヒントを探ります。チームで話し合いながら謎を解いていくゲームなので、必然的にチームビルディングを体感できます。世代が同じ人達、全国に支店がある企業などのチームビルディングとしてオススメです。
- 種類:知的解決系
- 所要時間:1〜2時間
- 実施人数:4人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
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オンライン人狼ゲーム
多人数参加型の推理ゲーム「人狼ゲーム」のオンライン版です。村人陣営と人狼陣営の2つに分かれます。村人は村に紛れ込んだ人狼を暴き、人狼は自分の正体がバレないように村人を減らしていきます。ゲームを実施するプロセスで多くの議論を行うので、必然的にコミュニケーションが活性化します。新しいプロジェクトを行うチーム内のアイスブレイクやチームビルディングとしてオススメです。
- 種類:捜索ディスカッション系
- 所要時間:1時間〜
- 実施人数:6人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
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オンラインマーダーミステリー
推理小説のような世界観の中で、物語の流れを記した台本に沿って行うコミュニケーションゲームです。シナリオ内で発生した殺人事件を参加者が解いていきます。犯人役は自分が犯人であるとバレないように振舞い、他の参加者は自分に与えられた秘密を隠しながら、犯人を当てることができたらゴールです。様々なチーム内のコミュニケーション活性化、アイスブレイクに最適なゲームです。
- 種類:捜索ディスカッション系
- 所要時間:1時間〜
- 実施人数:6人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
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オンライン4コマプレゼンテーションゲーム
オンライン上でお題に合わせて自由な発想で4コマを創作し、チーム内でプレゼンします。4コマは自らの経験からでしか、ストーリーを作り上げることができません。つまり、日常の中で積み上げた「見たこと」「感じたこと」「考えたこと」が形として表れます。それをチーム内でプレゼンすることにより、お互いの理解、チームワークの深化につながります。事務職など作業をよくするメンバー間での、チームビルディングとしてオススメです。
- 種類:創作プレゼン系
- 所要時間:1〜3時間
- 実施人数:4〜12人
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
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オンライン名作シネマ考察(アクティバシネマ)
「過去の名作映画」を鑑賞し、感想をシェアします。人気な映画作品は、丁寧に作り込まれており、わかりやすいものが多いです。そういった作品は鑑賞者に考える余白がなく、解釈の余地がありません。しかし、過去の名作映画は場面切替え、役者演出などに多くのの余白があり、物語を補完する楽しみがあります。同じ作品を観た共通意識を持ちながら、作品の解釈・感想をシェアすることでチームワークが高まります。映画は誰でも楽しめるコンテンツなので様々な方のチームビルディングとしてオススメです。
- 種類:創作プレゼン系
- 所要時間:1時間〜
- 実施人数:4人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
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イラストしりとり
絵でしりとりを行うリレー形式のゲームです。最初にキーワードを決めます。1人目の人はキーワードの最後の文字から連想する絵を描きます。2人目の人は1人目の人の絵を見て、何の絵なのか想像し、しりとりが繋がるように絵を描きます。描く制限時間は30秒、もちろん声を出してはいけません。どこでもだれでもできるチームビルディングとしてオススメです。
- 種類:創作連想系
- 所要時間:30分〜
- 実施人数:4人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
KYOTSUTEN〜僕らは繋がっている〜
2チーム以上に分かれ、チーム内全員に共通すること見つけていくゲームです。最も共通点が多いチームの勝利。共通点を見つけていくプロセスで、お互いの理解が深まります。チーム内の共通点が明確になることでチームワークが深まります。初めて顔を合わす人同士で実施するチームビルディングとしてオススメです。
- 種類:会話プレゼン系
- 所要時間:30分〜
- 実施人数:3人〜
- 場所:どこでも(ネットに繋がる端末必須)
まとめ
チームビルディングでは、参加者が気軽に参加しやすい内容を行うことが大事です。その代表例として、ゲーム性がある内容(アイスブレイクにもなる)を実施すると、楽しいですし、時間もあっという間に過ぎます。
真面目な話題について議論することも大事ですが、時には遊び心をくすぐるチームビルディングを行ってみてはいかがでしょうか。
楽しかった記憶と共に、チームワークや帰属意識も高まるでしょう。
今回ご紹介した15選を参考に、ぜひ実のあるチームビルディングを実施してみてください。
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