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みなさんの新入社員研修は何を目的とされていますか?
会社によって、ビジネスマナーやトークスキル、協調性など目的はさまざまです。今回は、ビジネスだけど楽しい!ゲームだけど学べる!さまざまな目的に応じたビジネスゲーム16選をご紹介します。
こちらの記事では中途研修でビジネスゲームを行うメリットを紹介しています。ぜひご覧ください。
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新入社員研修をする目的とポイント
新入社員研修で教育すべき内容としては、社会人としての基本的なビジネスマナーから、業務に関わる専門知識、またさまざまな職種の人と働く上でのコミュニケーション力やヒアリング力など多岐に渡ります。その中でも、基本的なビジネスマナーなど社会人の基礎力に関わる研修は新人教育や育成において特に重要です。企業研修を通して、社会人としての基礎知識の指導を受けているのといないのとでは、その後の実業務の行動に影響します。しかし、その社会人の基礎力はどのように目標を設定し、研修を実施して、育成・教育を進めればいいのかイメージがわかない方も多いのではないでしょうか?
社会人基礎力を身につける~3つの能力と12の能力要素~
新人社員の基礎力を磨くための研修を選ぶ際にぜひ参考にしていただきたいのが、経済産業省が掲げている「社会人基礎力」です。経済産業省は「社会人基礎力」を3つの能力、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」に分けています。
さらにそれらを12の能力要素に分けて、社会人として必要な基礎力として定義づけています。ぜひこの定義を元に、新入社員研修で社会人として必要な基礎知識が身につくような研修計画を立てていきましょう。
【前に踏み出す力(アクション)】一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力
- 主体性:物事に進んで取りむ力
- 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
- 実行力:目的を設定し確実に行動する力
【考え抜く力(シンキング)】疑問を持ち、考え抜く力
- 課題発見力:現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
- 計画力:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力
- 創造力:新しい価値を生み出す力
【チームで働く力(チームワーク)】多様な人々とともに、目標に向けて協力する力
- 発信力:自分の意見を分かりやすく伝える力
- 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
- 柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
- 状況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
- 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
- ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力
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新入社員研修のおすすめ16選
経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
『ペーパータワーforビジネス』は、グループごとにA4の紙だけを使って、自立可能なタワーを立てることが目的のシンプルなゲームです。
ただ高さを求めるだけではなく、使った紙の枚数が原価として計算されます。いかにコストをかけずに高いタワーを建てられるかが重要となります。
ゲームでありながら、紙を折る役、タワーを建てる役など役割分担をすることの大切さや、仕入れや品質管理の難しさなどを考えさせられるゲームです。
チームビルディングが学べる「謎解き脱出ゲーム」
謎解き脱出ゲームは、参加者自身が物語の主人公になり、決められた時間や空間の中で与えられた謎を解いて物語のクリアを目指すゲームです。緊張感のある空間からチームで力を合わせて脱出を図るシチュエーションが特徴で、屋内型で広いスペースと体力が必要ないチームビルディングとして活用いただけます。今流行の謎解き脱出を試してみてはいかがでしょうか?
遊び方
- 問題用紙をもらったら、謎解き開始です。
- 部屋の中にちりばめられたヒントも元にみんなで謎を解いていきます。
- 解くと現れる次々の謎をクリアしていき、脱出の答えが見つかれば、脱出成功となります。
コミュニケーションを活性化「ブラインドサッカー」
『ブラインドサッカー』とは、アイマスクをつけて行う5人制サッカーです。
フィールドプレイヤーとなるアイマスク着用プレーヤー4名と、アイマスク着用無しのキーパー1名が同じピッチ上でプレーし、鈴の入ったボールの音と、まわりの声を頼りにゴールを奪い合います。また、公式ルールでは、ピッチに指示を出す「監督」や、ゴールの位置を伝える「ガイド」もピッチの外側に配置します。
2004年から、パラリンピック競技種目にもなっています。
見えない状態だからこそ気づけるコミュニケーションの必要性、信頼関係など、チームワークに必要な要素に改めて気づくことができます。
ブラインドサッカーでは、参加者が目の見えないという非日常の状況に置かれ、他者の助けが必要な状態となります。声を掛け合って助け合う力、仲間の声を傾聴する力がゲームを体験することで養えます。
自発性を促す「わくわくジョブクラフティング」
『ジョブクラフティング』とは、より楽しく働けるよう自ら工夫を加えることです。
わくわくジョブクラフティングは参加者がラジオのDJになって、リスナーからのお悩みにアドバイスをするゲームです。ここは、某『お仕事お悩み相談ラジオ番組』のスタジオです。
リスナーの状況や問題、目指すべき姿に対して、どんなヒント(=クラフティング)なら一番効果が出るか?を考え、プレゼンしてアドバイスの質を競い合います。
このゲームを行うことで、ジョブクラフティングの方法を知ることができます。
PDCAサイクルが体感できる「チャンバラ合戦」
チャンバラ合戦は、スポンジの刀で相手の腕についたボールを切り落とすというシンプルなゲームです。しかし、ただ戦うのではなく、相手チームに勝つための「戦略」を練ることが大切になります。
チャンバラ合戦は、「軍議」を行ない、合戦を通して実践し、また軍議で振り返り、作戦を立て直すという流れになっています。まさに合戦を通してPDCAサイクルが学べるのです。
身体を動かすことで参加意欲を高め、軍議を通してチームディルディングも学ぶことができるのがチャンバラ合戦の特徴です。
合戦内容もチームを全滅させる「全滅戦」から、チーム内に大将をつくり大将を討ち取る「大将戦」、会社内一の剣豪を決める個人戦の「バトルロイヤル戦」とさまざまです。
PDCAサイクルを即効で体感できるビジネスゲームです。
チャンバラ合戦には、より研修に特化した「体験型合戦研修IKUSA」プランもございます。
体験型合戦研修IKUSAの開催事例はこちらをご覧ください。
【開催事例】「城攻め」某アパレル企業様
クイズで学ぶビジネスマナー「マナーストーリー」
『マナーストーリー』はクイズ形式でビジネスマナーを学ぶカードゲームです。
ビジネスマナーの研修はどうしても座って話を聞くだけの講義になりがちなので、退屈に思う方も多いでしょう。
しかし、マナーストーリーは新入社員役と先輩社員役を演じ、ビジネスマナーのクイズに答え、信頼チップを失うことなく商談の場にたどり着くことができるか?というゲームになので、楽しみながら学ぶことができます。
ゲームの体験を通して、ビジネスマナーが学べ、マナーを知らないと信頼を失うことに気づかされます。
メンタルヘルスを鍛える「ウツ会議」
『ウツ会議』は、カードやサイコロを用いて行う、メンタルヘルス研修ゲームです。プレーヤーは4人〜6人で、クリアには全員の協力が必要となります。
クリアするには、ストレスタワーと呼ばれる、症状カードで作ったタワーを全て取り除かなくてはいけません。
逆にこれがどんどん積み上がっていき途中で崩れると、うつ病当事者役の方の精神状態が崩れたということでゲームオーバーとなります。
症状カードはうつ病の人が体験しやすい症状を26種で表しています。それだけでは一般の方はイメージしにくいので、一番上にはその状態の人が言いそうなセリフ、真ん中には実際にやってしまいそうな行動のイメージ図、下には対処法が書かれています。
メンタルヘルスという深刻なテーマですが、研修で楽しみながら学ぶきっかけになります。
ヒアリング力が身につく「ヒーローインタビュー」
『ヒーローインタビュー』は、参加者のコミュニケーションの質を向上できるゲームです。
参加者はヒーロー(1人)とインタビュアー(1〜4人)に分かれ、皆さんがイメージする野球の試合後のヒーローインタビューそのものをやってもらいます。
ヒーローは気持ちよくインタビューをしてもらえなくなったら帰ってしまいます。そのため、インタビュアーはヒーローが満足するようなインタビューをする必要があります。
最終的にヒーローが「この人にもっと話をしたい」と思う人物に独占インタビューのオファーカードを出し、それを得たインタビュアーが最終的に勝利となります。
このゲームではコミュニケーション能力はもちろんですが、ヒアリング力も必要です。
相手の立場になって会話を考えることは仕事する中で営業のトークスキルにつながることでしょう。
ビジネスの基本の大切さを体感する「The Team」
『The Team』は、3~6人で1チームとなり5チームか6チームでプレイする、カードを用いたコミュニケーション研修です。
参加者は上司役も部下役もゲームを通して体験し、報・連・相がなぜ必要かを体験から学ぶことができます。
ゲームを行うと、部下役からは、上司役に対して、「情報が断片的にしか与えられず、動きにくかった」という声や、「もっと明確な指示を出して欲しい」という声が聞かれます。一方、上司役からは、「明確に指示を出していた」という真逆の主張が聞かれます。上司と部下両方の立場になってみることで、それぞれの課題を発見することができます。
傾聴する力が高まる「カウンセリングの極意」
『カウンセリングの極意』は3~4人でプレイできます。
ゲーム1:自己分析ゲーム、2:クライエントを救え(カード制限あり)、ゲーム3:クライエントを救え(カード制限なし)という3つのゲームが楽しめます。ゲームは1から順に進めていきますが、進むにつれて難易度は高くなっていきます。
参加者は新米カウンセラーとしてまずは自分をしっかり分析し、その後訪ねてくる悩めるクライエントを全力で支援しなくてはいけません。ゲームを進めるだけで、自分の自己分析が進んでいきます。そして、相手の話を傾聴できているかが明らかになります。
カウンセラー育成にはもちろんのこと、深く話を聞く立場にある方にはぜひ体験していただきたいゲームです。
生産性を向上させる「パシリの流儀ー実践仕事術ー」
『パシリの流儀』は、3~5人のプレイヤーが協力して、全員が企業から内定を取ることが目標となるゲームです。一人でも内定が取れないと負けとなります。
そのために、自分のパラメータをよく考え、公開されていない企業の情報を調査し、それを仲間に共有しなくてはいけません。
また、自分で気が付けない自身の弱点を、仲間やキャリアカウンセラーを使って明らかにして克服しなくてはいけません。時にはアルバイトで忙しくて就活ができない仲間を助けつつ、最後のターンで全員の内定を目指します。
自分のことだけではなく、仲間と協力しあいながら、みんなで先を見通して、最善手を考えましょう。
学生から社会人へのマインドセットができる「村祭り」
『村祭り』は、リーダーシップ教育を組織の中に浸透させ、チームワークや社員同士の相乗効果の大切さを理解してもらうための体験型のビジネスゲームです。
冒険は 4 名のチームに分かれて行います。村祭りの 25 日間、ゲームとして設定された“ひなた山”へ出発します。ひなた山一帯の現金に換算した天然資源や、特産物の価値の合計を最大にすべく、天然資源の採取と特産物の交易に励みます。そして、未来を創る礎となる知恵と財産を手にすることが参加者の目標です。
ゲーム中に起きる様々な出来事は、会社の現実課題と対応されるようにデザインされています。ゲームにおける成功例・失敗例を学びの素材として、仕事の進め方の基本、チームで成果を獲得する意義や、仲間と協力する喜びを体験することができます。
チームワークを醸成する「ドミノシリーズ」
『ドミノシリーズ』は、ドミノを様々な物に見立て、仲間と協力しながら手を動かしていく研修です。以下の3種類のゲームがあります。
【ドミノインテリア】
参加者はチームに分かれインテリアメーカーとなります。お客さま(講師)の発注に応じてドミノを資材に見立ててインテリアを製造します。チーム内のコミュニケーション活性化やPDCAでの業務改善などが身につくゲームです。
【ドミノハウス】
参加者はチームに分かれ、ハウスメーカーとなります。
お客さま(講師)が出す要望に応え、ドミノを使って家や街を建設するゲームです。マーケティングや目標共有、成果へのこだわりなどが学べるゲームです。
【ドミノ電鉄】
参加者全員が鉄道事業者となり、ドミノを用いて都市開発を行いながら鉄道を開通させるゲームです。上記2つのゲームテーマに加え、全社バリューチェーンの認識、前後工程への配慮や事業に関わる方への感謝を学ぶことができるゲームです。
営業力・トーク力が身につく「あなたに売れないものはない」
『あなたに売れないものはない』は、まず最初に販売士役を1人決め、残りの人はお客役(2~4人)になります。
販売士は総合専門店やショッピングセンター、テレビショッピングで商品を実際に使いながら販売をする実演販売士になりきります。
商品の説明やデモンストレーションを巧みなトークを繰り出しながら、たくさんのお客さんを惹きつけて、気持ちよく購入してもらうことが目標です。
お客役が買うために欲しているのは商品の説明なのか、決め台詞なのかは販売士役にはわかりません。セールストークやボキャブラリーなどのトークスキルが確実に上がること間違いなしのゲームです。
報・連・相の必要性を学ぶ「Talknote Game」
『Talknote Game』は参加者が5~12人でチームを組み、5つの階層・部門に分かれて1つの会社を経営していくゲームです。それぞれの階層・部門でゴールが異なる中において、合意形成を図り、会社を経営していかなければいけません。
もちろん階層・部門が違うので、起こりうる問題も違います。それぞれの階層で起こる課題について考えることで、異なる階層間におけるコミュニケーションの大切さや、組織開発のヒントを参加者の一人ひとりが学べます。
ロケットPDCAチャレンジ
「ロケットPDCAチャレンジ」はIKUSAの「PDCA研修」の中で行う、チームで協力して「低コストで遠くまで飛ぶロケット」を作ることを目指すアクティビティです。
- ミニゲームで「資金」を集める
- 「資金」で部品を購入する
- 部品を組み合わせてロケットを作り、発射テストを行う
- 結果を踏まえて部品の組み合わせを考え直す
- 1~4の流れを繰り返す
以上のように、ルールに従ってトライアンドエラーを繰り返すことでゲームを楽しみながら自然とPDCAサイクルを実践できるようになります。
アクティビティの後にはPDCAサイクルに関する講義も行うため、知識が定着しやすく、「しっかり学べる研修がしたい」とお考えの方には特におすすめです。
まとめ
新入社員研修を座学で講義するのもいいですが、ゲームを取り入れながら一風変わった研修も試してみてはいかがでしょうか?座学だけでは気づけなかった新入社員の才能を見つける機会にもなるでしょう。
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