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企業でオンライン研修を行う際、研修そのものを始める前に実施をおすすめしたいのがアイスブレイクです。参加者同士で話したり、軽く体を動かしたりすることで参加者の緊張がほぐれ、オンライン研修に集中しやすくなります。とはいえ、研修のタイプと合わないアイスブレイクを行うと、狙ったほどの効果を得られないかもしれません。この記事では、オンライン研修におすすめのアイスブレイクを、研修のタイプ別に紹介します。
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アイスブレイクとは
「アイスブレイク」とは、「氷のように固くなっているその場の雰囲気を壊す」という意味です。転じて、初対面の人同士や会議・研修などを始める前などに、参加者の緊張をほぐすために行われる簡単なゲームなどを指すようになりました。
アイスブレイクの効果
アイスブレイクで参加者の緊張がほぐれると、さまざまな良い効果が表れます。例えば、参加者同士のコミュニケーションが円滑になり、これまで話したことのなかった人とも話しかけやすくなるでしょう。そうやってコミュニケーションが取れるようになれば、お互いに対する理解も深まります。そのほか、緊張や不安が解消されれば、参加者は会議や研修で積極的な発言をしやすくなります。たとえ講義を受ける形式の研修であっても、質問をするなどの積極性が参加者にうまれれば、研修の効果や生産性は格段にアップします。
【グループワーク型オンライン研修向け】アイスブレイク5選
オンライン研修のタイプの1つに、チームで特定のテーマに協力して取り組む「グループワーク型」があります。このタイプの研修には、参加者同士でスムーズにコミュニケーションを取れるよう、相手についての理解を深める自己紹介などのアイスブレイクがおすすめです。
「実は……〇〇です」自己紹介
やり方は以下のとおりです。
- 1人ずつ、「実は……」で始まる自己紹介をする
- 他の参加者は気になることがあれば質問して掘り下げる
- 全員の自己紹介が終わったら終了
このゲームは自己紹介が目的なので、勝ち負けはありません。ポイントは、名前や年齢などの基本情報を言うだけでなく、聞く人の印象に残る自己紹介をすることです。そのために、「実は」という言葉が役立ちます。自己紹介をした人の性格を共有しやすくなり、意外な一面が見えて距離が縮まることもあるため、その後のコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……2~10名
- 所要時間……10~30分
- 費用……不要
共通点探しゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 2人1組になる
- 制限時間内で相手との共通点を探す
- 最も多く共通点を見つけ出せたペアが勝ち
このゲームでは、どのような質問を相手に投げかけるのか、質問力が試されます。質問を繰り返すことで、これまで知らなかった相手のパーソナルな部分を知ることができるため、その後の人間関係も構築しやすくなります。また、共通点があると相手に親近感を持ちやすいこともポイントです。勝利したチームは参加者全体にコツを共有して、ペアを入れ替えてゲームを繰り返すのもおもしろいでしょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……1チーム2名
- 所要時間……30分
- 費用……不要
積木式自己紹介
やり方は以下のとおりです。
- 5~6名程度でチームを作る
- 最初の人が自己紹介をしたら、隣の人が「〇〇さんの隣の△△です」と自己紹介する
- さらに隣の人が、「〇〇さんの隣の△△さんの隣の□□です」と自己紹介する
- チームを1周するまで続ける
積木式自己紹介とは、隣の人の名前に自分の名前を追加し、次の人へと渡す自己紹介です。ポイントになるのは記憶力で、人数が多くなるほどパニックになる人が出てきます。1周で覚えられない人がいれば、もう何周かして、他の参加者の名前をできるだけ多く覚えられるように配慮しましょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……5~6名程度
- 所要時間……15~20分
- 費用……不要
ニックネーム
やり方は以下のとおりです。
- 参加者全員で簡単に自己紹介をする
- 本名や自己紹介で話した内容をもとに、それぞれのニックネームを決める
- Web会議ツールの名前の表示をニックネームに変える
- 研修中はニックネームで呼び合う
自己紹介で相手の名前を知った後は「〇〇さん」と呼ぶのが無難ですが、もう少し距離を縮めたいときに役立つのが「ニックネーム」です。相手の名前をもじったり、自己紹介で話したエピソードから取ったりと、さまざまな呼び方を積極的に提案してみましょう。これはゲームというよりコミュニケーションの一種ともいえます。研修中に使用してなじめば、仕事のうえでも浸透してより仲が深まるかもしれません。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……3名~
- 所要時間……15分程度
- 費用……不要
心理テスト
やり方は以下のとおりです。
- 進行役が心理テストを読み上げる
- 心理テストの回答を参加者それぞれが答える
このゲームは勝敗をつけるタイプのものではありませんが、参加者の回答は話のネタにしたり、普段話さない人の性格や意外な一面を知れたりします。オンラインで心理テストを行う場合は、四択形式にすると参加者も答えやすいでしょう。司会者が事前に心理テストをWordやメモに書き起こしておき、画面共有で全員が見られるようにしておくのもおすすめです。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……2名~
- 所要時間……30分~
- 費用……不要
【講義型オンライン研修向け】アイスブレイク5選
グループワーク型と並んで、「講義型」のオンライン研修もよく行われています。講義型の研修では、参加者は相手の話を聞く受け身の立場になるため、積極的に参加できる雰囲気をつくれるよう、参加者自身が手や体を動かすタイプのアイスブレイクがおすすめです。
イラストしりとり
やり方は以下のとおりです。
- 5~10名程度のチームを作る
- 進行役がしりとりの最初のワードを設定し、チームに伝える
- 参加者が順番に、オンラインホワイトボードアプリに絵を描いてしりとりを進める
- チーム内で1周したら、答え合わせを行う
イラストしりとりは、絵を使って行うしりとりです。重要なルールとして、何を描いたのかは絶対に話してはいけません。絵には個性が出るため、人によっては読み取りに苦戦することもあるでしょう。答え合わせをしてみると、実はしりとりが成立していなかったなど、ハプニングが起こっていたことが発覚するかもしれません。混乱を防ぐため、成立しなければ即NGなのか、一部成立していなくてもその後しりとりがつながればOKなのか、ルールを明確にしておきましょう。
- 必要なもの……オンラインホワイトボードアプリ
- 参加人数……5~10名程度
- 所要時間……10分程度
- 費用……有料のアプリを使用する場合は、その購入費用(無料で利用できるものもあります)
後出しじゃんけん
やり方は以下のとおりです。
- 進行役が「負けて(勝って/あいこになって)ください」と言ってから、じゃんけんの手を出す
- 参加者は進行役の指示を聞いたらすぐ自分の手を出す
- 指示通りに手を出せた人は勝ち抜けで、失敗した人は手を下ろす
- 最後の1名になるまで続ける
じゃんけんは相手の出した手に勝つ手を出すゲームですが、この「後出しじゃんけんゲーム」では、出された条件に従って相手の出した手に勝ったり負けたりします。簡単に思えるかもしれませんが、意外と指示通りの手を瞬時に出すのは難しいものです。指示を出してからじゃんけんの手を出すまでのスピードを早めて、難易度をアップさせるともっと盛り上がります。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……10~15名程度
- 所要時間……5~10分
- 費用……不要
グッドオアニュース
やり方は以下のとおりです。
- 1人ずつ、24時間以内に起こった楽しいことや嬉しいことを発表する
- 聞いた人は気になる発表内容に対して、質問して掘り下げる
- 全員の発表が終わったら終了
自分が「楽しい」「嬉しい」と感じたことであれば、ごく小さなことでかまいません。発表者がどんなことを「楽しい」「嬉しい」と感じるかがわかれば、その人の性格もつかみやすくなります。ポイントは、どんな内容でも話しやすい空気を作ることです。そのために、発表者が話し終わったら拍手をするなどのルールを設けるようにしましょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……2~8名
- 所要時間……5~20分
- 費用……不要
うちにあるものしりとり
やり方は以下のとおりです。
- 5~6名でチームを作る
- 進行役が最初の言葉を設定し、しりとりをスタートする
- 制限時間内にしりとりが成立するものを自宅で探し、カメラの前に持ってくる
- 制限時間内に見つけられなければその人の負け
- チーム内を○周するまで続ける(最初に決めておく)
「家にあるものを使ってしりとりをする」という、タイトルそのままゲームです。本当に家にあることを証明するため、カメラに映るように実物を持ってきます。ダラダラした進行にならないよう、1人につき制限時間を決めておきましょう。待っている間、ものを探している様子を楽しんだり、他のメンバーが持ってきたものをきっかけに雑談をしたりできます。
- 必要なもの……自宅にあるしりとりで必要になるもの
- 参加人数……5~6名
- 所要時間……30分程度
- 費用……不要
ワードウルフ
やり方は以下のとおりです。
- 4~6人のチームを作る
- 2つの似たようなお題を用意し、進行役が参加者を多数派と少数派(ワードウルフ)に分ける
- 参加者に個別チャットでそれぞれのお題を伝える
- 話し合いをしながら、どの参加者が少数派(ワードウルフ)なのかを探り合う
- 話し合いが終わったら、ワードウルフだと思う参加者に投票する
- 最も表を集めた参加者がワードウルフなら、多数派の勝ちで、多数派の参加者を選んだ場合はワードウルフの勝ちとなる
ワードウルフは、ブームにもなった人狼のライト版ともいえるゲームです。誰がワードウルフなのかを探るため、参加者は他のメンバーの話の矛盾を見つけ出していきます。ハラハラしながら、コミュニケーション力や論理的思考などを育成できる、かなり高度なゲームです。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……1チーム4~6名程度
- 所要時間……30分~1時間
- 費用……不要
【大人数のオンライン研修向け】アイスブレイク5選
企業の規模によっては、オンライン研修も大人数で一斉に行われる場合があります。そのときには、参加者をいくつかのチームに分け、チーム同士で対抗するタイプのアイスブレイクがおすすめです。
ジェスチャーゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 司会者が参加者1名にジェスチャーのお題を伝える
- ジェスチャーでお題を表現する
- 残りの参加者がジェスチャーのお題を
ジェスチャーゲームのお題は、司会者が解答者に見えないよう、お題を参加者1名のみに示します。オンラインの場合はメールや個人宛チャットで送るといいでしょう。基本的には正解が出るまでジェスチャーを続けますが、正解が出ないと膠着してしまうため、パスも有りにしておきましょう。そのため、お題はできるだけたくさん用意しておいた方がよいでしょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……8~10 名
- 所要時間……10~25 分
- 費用……不要
英語禁止ゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 4~5名程度のチームを作る
- 進行役の合図で、チーム内での会話をスタートする
- 会話内で英語をたくさん使ってしまったチームの負け
「英語禁止ゲーム」はその名のとおり、会話のなかで英語を使うのを禁止するゲームです。チーム内で普通に会話をするだけですが、相手に英語を使わせるための駆け引きが重要になってきます。普段、カタカナ英語として何気なく使っている言葉もあるため、うまく日本語に言い換えられるかが勝負の行方を左右します。進行役1名だけでは英語を聞き漏らす場合があるため、何人かのチェッカーを用意すると精度が上がります。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……4~5名程度
- 所要時間……5~10分
- 費用……不要
リモ謎 SHORT
やり方は以下のとおりです。
- 4~5名程度でチームを作る
- 使用しているWeb会議ツールから「リモ謎」にアクセスする
- 謎解きのテーマに沿って、チーム内で役割を分担する
- 集めた情報をもとに、話し合って次の行動を選択する
- 謎を解いてクリアできれば成功
リモートでもできる大人数参加型の脱出ゲームが「リモ謎」です。大まかな流れは、「チームを組んで謎を解き、閉じ込められそうな空間から脱出する」というものです。「電脳都市」「本能寺」「リモート会議」など、脱出する場所は複数用意されているので、気に入ったストーリーから選ぶこともできます。通常版はクリアするまでに1時間ほどかかってしまうため、アイスブレイクとして使うなら短縮版の「リモ謎 SHORT」がおすすめです。
- 必要なもの……リモ謎への申込み
- 参加人数……4~5名程度
- 所要時間……30分程度
- 費用……リモ謎の利用料
嘘つきは誰ゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 5名ほどでチームを作る
- 各チームで3名、代表者を選ぶ
- 3名のうち2名は本当の自己紹介を、残りの1名は嘘の自己紹介をする
- 他のチームの自己紹介も聞き、誰が嘘をついているかを当てる
- 最も多く嘘を見破ったチームが勝ち
「嘘つきは誰ゲーム」は、何人かのなかで1人だけ嘘をついている人を当てるゲームです。解答者側はいくつか質問をしてよいことにして、そのなかで怪しい人を見つけ出します。ここではアイスブレイクということで「自己紹介」を話す内容にしましたが、テーマを設定して各人がエピソードを話す形にしてもいいでしょう。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……5名程度
- 所要時間……30分~
- 費用……不要
似顔絵当てゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 4~6名でチームを作る
- チーム内で当てる人(1名)と似顔絵を描く人を決める
- 似顔絵を描く人たちのなかで、誰を描くかを決める
- 制限時間内で似顔絵を完成させる
- 当てる人がメンバーの似顔絵を見て、誰を描いたかを当てる
似顔絵を描く対象はチーム全員が知っていれば、その場にいる人でもいいですし、有名人でもかまいません。上手な似顔絵を描くのが目的ではないので、制限時間は短くして顔の特徴をつかむことを優先させるのがおすすめです。その方が、話のネタになる似顔絵がたくさん出てくるでしょう。
- 必要なもの……オンラインホワイトボードアプリ
- 参加人数……1チーム4~6名
- 所要時間……15~20分
- 費用……有料のアプリを使用する場合は、その購入費用(無料で利用できるものもあります)
【少人数のオンライン研修向け】アイスブレイク5選
オンライン研修の参加者が少ない場合は、全員で一斉に行えるアイスブレイクがおすすめです。
ポーズ当て
やり方は以下のとおりです。
- 参加者はWeb会議ツールのカメラをオフにする
- 参加者のうち1名がポーズをとり、どんなポーズをとっているかを口頭で説明する
- 他の参加者は、説明を聞いてイメージしたポーズをとる
- 全員がポーズをとり終わったら、カメラをオンにする
- ポーズの答え合わせをする
ポーズ当てゲームは、Web会議ツールに付いているカメラ機能を使ったゲームです。相手のポーズが見られない状態のなか、説明だけで同じポーズをとるのは案外難しいものです。口頭のみで伝える力や、説明から想像力を膨らませて再現する力などを養えるでしょう。また全員が力をあわせて同じ課題に挑むため、一体感を抱きやすくなります。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……4~6名程度
- 所要時間……30分~
- 費用……不要
体内時計当てゲーム
やり方は以下のとおりです。
- ストップウォッチを持った司会者がスタートの合図を出す
- 30秒たったと思った参加者は手をあげ挙げる(秒数の設定は任意)
- ストップウォッチが30秒を指したら、司会者が「今、30秒たちました」と声をかける
- 正しい時間に最も近い人が勝ち、時間を過ぎても手をあげられなければ負け
「体内時計ゲーム」は時計を見ずに自分の感覚だけで秒数を当てるという、シンプルで単純なゲームです。「秒数当てゲーム」と呼ばれることもあります。誰がより正確な時間の感覚を持っているかは、普段仕事をしているだけではわからないものです。ゲームで活躍すると話のネタになり、その後のコミュニケーションのきっかけになるでしょう。大掛かりな準備の必要がなく、人数が多くても少なくても対応できるので取り入れやすいゲームです。
- 必要なもの……ストップウォッチ
- 参加人数……5名~
- 所要時間……10~20分
- 費用……ストップウォッチの購入費用
ヒーローインタビュー
やり方は以下のとおりです。
- 複数の質問をする側(インタビュアー役)と、1人の質問をされる側(ヒーロー役)に分かれる
- インタビュアー役がヒーロー役に対していくつか質問を行う
- ヒーロー役が質問に答えていく
- 1人目のインタビュアー役が終わったら、2人目のインタビュアー役が質問をする
- すべてのインタビュアー役の質問が終わったら、ヒーロー役が「もっと話をしたい」と思うインタビュアー役を指名する
- 指名されたインタビュアー役がゲームの勝利者となる
プロ野球のヒーローインタビューのようにヒーロー役が気持ちよく発言できるよう、インタビュアー役は質問や会話を工夫することが求められます。このゲームを通して相手のことを深く知ることができるので、初対面の人同士でのコミュニケーションに最適です。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……4名人以上
- 所要時間……1回の質問と受け答えを合わせて5〜6分程度
- 費用……不要
ミュートでしりとり
やり方は以下のとおりです。
- 参加者は全員、Web会議ツールの音声をミュートに設定する
- 他の参加者の声が聞こえない口パク状態でしりとりをする
- 参加者全員を1周したら、ミュートを解除して答え合わせをする
ミュートでしりとりは、Web会議ツールのミュート機能を使って行うゲームです。相手の口の動きを見て言葉を予想し、しりとりをするだけのシンプルな内容ですが、言葉がとんでもない風に伝わっていることもあるため、ハプニング要素もあって楽しめます。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……5~6名程度
- 所要時間……10~15分
- 費用……不要
出身地当てゲーム
やり方は以下のとおりです。
- 参加者のなかの1名に対して、他の参加者が出身地に関する質問をしていく
- 質問をされた参加者が答える
- 回答をもとに、その参加者の出身地を当てる
- 答え合わせをする
出身地当てゲームはその名のとおり、参加者がどこの出身なのかを当てるゲームです。「名前に福がつく」「農産物では〇〇が有名」「〇〇という歴史上の人物の出身地でもある」など、国語や社会の知識をいかしながら、条件に合う都道府県をしぼっていきます。
- 必要なもの……特になし
- 参加人数……5~6名程度
- 所要時間……15~20分
- 費用……不要
アイスブレイクを行う際の注意点
アイスブレイクはともすれば、単なる遊びで終わってしまいがちです。参加者を適切な雰囲気にしてオンライン研修にのぞむため、ここで解説する3つの点に注意するようにしましょう。
目標を明確にする
まず、「このアイスブレイクは何のために行うのか」を明確にすることが重要です。あくまでもメインはオンライン研修なので、その進行を妨げるような雰囲気になることは防がなければなりません。アイスブレイクで参加者の緊張がほぐれたと判断できたら、その時点で進行役が話を切り替え、研修をスタートさせるようにしましょう。研修を行っている最中も、参加者の空気がゆるんで関係ない雑談などを始めていないかを、進行役は確認しながら研修を進める必要があります。
時間を決める
アイスブレイクはあくまでも導入であり、目的は研修です。そのため、事前にアイスブレイクを実施する時間を決めておくのが鉄則です。アイスブレイクをダラダラ続けても空気がゆるむだけなので、かかる時間の見当をつけやすいものを選び、決めた時間内でスパッと終わらせるようにしましょう。
全員が参加できる内容にする
アイスブレイクは、参加者「全員」の緊張をほぐし、コミュニケーションを活性化さなければ意味がありません。そのため、あぶれる人が出ず、全員が参加できる内容のものを選びます。参加者が多い場合はチームをつくり、チーム対抗型のアイスブレイクを行うなどの工夫をしましょう。
まとめ
企業でオンライン研修をする際は、講師やほかの参加者との距離が遠くなり、参加者は受け身になりがちです。しかし、研修を始める前にアイスブレイクを行うことで、参加者の緊張が適度にほぐれて研修の生産性アップにつながります。参加者同士でのコミュニケーションを深められれば、実際の仕事でも役立つでしょう。ただし、オンライン研修のタイプや参加人数によって、適したアイスブレイクは変わってきます。さらに、目的や実施時間をはっきりさせておかないと、アイスブレイクは単なるレクリエーションになってしまうでしょう。この記事を参考にして、実施したい研修に合ったアイスブレイクを選ぶようにしてください。
謎解きコンシェルジュは、謎解きや推理ゲームなどのイベントを通して貴社の課題を解決します。チームビルディングができる室内型謎解き「謎解き脱出ゲーム」や周遊を促す「周遊型謎解きゲーム」など、選べるパッケージサービスは30種類以上。オリジナルイベント・研修のご相談も承っています。サービス一覧資料は下記より無料でダウンロードいただけます。
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