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グループワークとは?ポイントやグループディスカッションとの違いをご紹介!

2020.06.30

企業の採用面接や社内研修のコンテンツとして用いられることの多い「グループワーク」。企業の人事担当者の方であれば聞いたことがあるかもしれません。

導入を検討しているもののまだ取り入れられていない企業や、グループディスカッションとの違いが曖昧な担当者の方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はグループワークとはどのようなものなのか、そのポイントやグループディスカッションとの違い、用途や種類までご紹介します。

 

グループワークとは

グループワークとは

グループワークとは、主に企業の採用活動や社内研修などにおいて用いられる選考方法、もしくはワーク形式のことを指します。

参加者を数人ずつのグループに分け、あらかじめ設けられたテーマに沿ったディスカッションをした上で最終的な結論や成果物を発表させるという形式で行われます。一般的には56人程度で1グループとなり、ディスカッションの所要時間は340分程度であることが多いですが、もちろん状況に応じて各条件は調整することができます。

例えば企業の採用面接での志望者の選考や、社内研修での社員の教育、チームビルディングなどに活用されることが多くなっています。評価基準や身につくスキルとしては、チーム内で協調性を発揮できるかというコニュニケーション力や、チームの指揮を執ることができるかどうかというリーダーシップなどが挙げられます。全ての人が同様のスキルを発揮しなくてはいけないわけではなく、それぞれの性格や特性によって自分が発揮すべきスキルを見極めていく必要があるでしょう。

 

グループワークとグループディスカッションの違い

グループワークとよく混同されやすいのが、グループディスカッションです。これらの違いをよく理解しないまま実施してしまうと、本来の目的を果たすことができなくなる可能性もあります。

グループディスカッションは、いくつか分けたグループ内でディスカッションを行わせることで参加者の性格や適性を見ることができる方法です。コミュニケーション力や協調性、リーダーシップ、フォロワーシップなど顕在化したあらゆるスキルを評価することができます。ディスカッション自体が主な評価対象となるため、結論が出ないもしくは出づらいことがテーマに設定されることが多くなります。

対してグループワークは、グループディスカッションの末に成果物を出させるものです。この成果物の有無こそが、グループディスカッションとの違いになります。ディスカッション中の役割や言動などに加え、成果物のクオリティやそこに至るまでのプロセスなども評価対象となり、より本質的なビジネススキルを見極めることが可能です。

成果物というのは、例えば営業の採用であればグループで話し合った上で作成した営業資料であったり、クリエイターの採用であればグループで協力して制作したプロダクトであったりします。またそのような成果物のほか、ディスカッションによって出た結論の発表がゴールとなる場合もあります。

 

グループワークの用途

グループワークの用途

グループワークといえば、企業の採用面接などで用いられるイメージが強いかと思います。しかしそれ以外にも、社内研修やインターンシップ、会社説明会などでも多く取り入れられているワーク形式です。これらの場面では参加者の評価手段としての実施に限らず、自社の紹介や理解促進を目的として行われることもあります。

参加者が実際に取り組むことのできるグループワークは、講演形式のセミナーなどと比べて参加者の主体性を引き出すことができます。テーマを自分の課題として取り組むため参加のモチベーションが高まり、より深い理解と満足度を両立させることが可能です。

 

グループワークの種類

グループワークの種類

グループワークには、主に2種類のパターンがあります。

 

作業系グループワーク

作業系のグループワークとは、与えられたテーマに即した制作物を作るという課題が与えられるグループワークです。

「制作物を作る」とはいえ、グループワークでの制作は個人の制作スキルを評価する場ではありません。制作物自体ももちろん評価対象ではありますが、それよりも完成までの過程やグループ内での協調性などが重要になります。

作業系グループワークの作業時間はやや短めに設定されることが多く、作業の段取りや的確な役割分担、効率のよい進行などが求められます。その中でリーダーシップを活かして全体の制作の指揮をとったり、限られた時間の中で完成させられるような段取りを組んだりなど、参加者はあらゆる形で自分の強みを出すことができます。

 

プレゼン系グループワーク

プレゼン系のグループワークとは、テーマに沿ったディスカッションによってグループとしての考えを定め、それをホワイトボードや模造紙などにまとめて全体にプレゼンするグループワークです。

作業系のグループワークが完成までの過程を重視されるのに対し、プレゼン系のグループワークの場合はプレゼンそのものが重視されることが多くなります。とはいえディスカッション→プレゼンという一連の流れを行うワークであるため、グループ内で出した結論に対して論理的な説明ができるかどうかがポイントとなります。

 

グループワークでの各役割

グループワークでの各役割

ここまでお話ししてきた通り、グループワークではグループ内で役割分担をし、各メンバーが自らの役割を全うすることで協調的に成果物を作り上げていきます。

一般的によく設けられる各役割には以下のようなものがあります。

 

  • 進行(リーダー)
  • 書記
  • タイムキーパー
  • フォロワー

 

一つずつ確認していきましょう。

 

進行(リーダー)

ディスカッションの進行を務め、リーダーシップを発揮する役割を担います。議論の中心に立ってグループの話を回し、その都度グループとしての考えをまとめていきます。ディスカッションの進行はもちろん、軌道修正などもしながら結論に導いていく重要なポジションです。

グループとしてはより良い結論を導き出すことが重要ですが、進行役にとってはディスカッション自体をうまく回すことも気にかけるべき大事な要素になります。例えばあまり積極的に発言しない人がいれば、名指しで聞き出してみるなどという動きも必要です。その場ですぐに発言することが苦手な人もいるかもしれないため、その場合はうまく誘導して意見の芯の部分を引き出してあげるようなことができるとよいでしょう。

また、グループ内で意見が対立することもあるかもしれません。その場合はそもそものテーマに沿った議論が進められているかに注意して進行することが大切です。時にはいくつかの意見の折衷案を提案してみるのもよいでしょう。

結論が出たら、プレゼンの段取りについても考えなくてはいけません。ディスカッションの制限時間を意識しつつ、タイムキーパーと連携を取りながらプレゼンを練る時間もとれるようにする必要があります。 

 

書記

書記はディスカッションの内容を記録していく役割です。各メンバーの発言や進行役のまとめを全て記録していきながら、ディスカッションの全体像を把握しておきます。進行役ではないものの、常に議論の現在地を把握しておくことができるため、とても重要度の高いポジションになります。人の発言を噛み砕き、過不足なく整理して紙の上でまとめることが得意な人にはとても向いている役割です。

書記の最も重要な仕事はもちろん記録ですが、とはいえただ意見をまとめているだけではやや力不足です。記録をしながら自分の意見を出したり、その時点までの議論のまとめをすぐに共有できたりすると、働きとして非常に十分だと言えるでしょう。

 

タイムキーパー

タイムキーパーはディスカッションの時間を管理する役割です。制限時間と現在の経過時間との折り合いを考えながら、頃合いを見てグループに周知します。

グループの議論が白熱していると、たとえ進行役の人でも時間を忘れて熱中してしまう可能性があります。その中でタイムキーパーは、議論に参加しながらも常に頭の片隅で経過時間を意識し、その都度メンバーに知らせなくてはいけません。制限時間内にプレゼンの準備までする必要があるため、あらかじめ時間配分なども決めた上で望む必要があるでしょう。

 

フォロワー

上記の役割を担わなかった場合にもフォロワーとしての意識を持って参加することが望ましいです。進行の手助けをしたり、書記が聞き逃してしまった場合に補填したり、タイムキーパーに時間を確認したりと、フォロワーシップを発揮することで自身のスキルを発揮していくことは十分に可能です。視野を広く、グループ全体を後ろから見渡すような意識で取り組むようにすると、自然と小さなことにも気づくことができるはずです。

また、ディスカッションの後のプレゼンテーターに名乗り出るのもよいでしょう。

 

グループワークの事前準備

グループワークの事前準備

有意義なグループワークを実施するために、開催側としても以下のような準備をしておかなくてはいけません。

 

  • 実施するスペースや使用する物、運営人員を押さえる
  • 評価項目と評価基準を決める
  • グループワークのテーマを設定する
  • 参加者の性格や思考の前情報を把握しておく

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

実施するスペースや使用する物、運営人員を押さえる

グループワークを実施するにあたって、まずは実施するスペース、使用する物品、必要な運営人員などを押さえておかなくてはいけません。参加者の人数から考え、適切なスペースの確保、物品の準備、人員の手配を行いましょう。

もしこれらの準備が間に合わずに運営が滞ってしまうと、実施の目的を果たすことが難しくなるだけでなく、開催者である企業への信頼も損ねてしまう可能性があります。

 

評価項目と評価基準を決める

グループワークにおいてどのような項目を評価したいのか、またその項目をどのような基準で評価したいのかなどを決めておく必要があります。ここを定めておくことで、参加者を同じ評価基準上でより平等に見ることができます。

自社が求めている人材や育てたい人材をもとに、どんな評価項目・評価基準を設けるべきかを決めていきましょう。評価する人が複数人いる場合には、人によって捉え方や評価に違いが出ないように、定量的なものを設定しておくとよいでしょう。

 

グループワークのテーマを設定する

評価項目・評価基準を決めたあとには、参加者を的確に見極められるようなテーマを設定します。

一般的にグループワークのテーマとして設定されるのは、自社の事業と関連性の高いことがらであるのが望ましいです。これは参加者に自社のイメージを定着させることができるほか、実際の業務でどのようなスキルを発揮できるのかという評価がしやすくなるため、メリットが多いです。

 

参加者の性格や思考の前情報を把握しておく

参加者に関する前情報も、可能であれば把握しておくとよいでしょう。事前にどのような人物であるかを知っておくことで、どこに注目して見るべきかを定めやすくなり、評価にあたって都合が良いです。

 

まとめ

グループワーク

今回は、グループワークについて詳しくご紹介してきました。

採用活動や社内研修などでよく用いられるグループワークは、ディスカッションの末に成果物を出させるという点でグループディスカッションとは異なります。そのため、ディスカッションでの立ち回りだけではなく成果物も評価ポイントとなります。

それぞれの適性を見ることも重要ですが、実際に成果物を出させることでコミットする力を試すこともできます。採用面接や社内研修でより正しく戦力を把握するためにも、ぜひグループワークを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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リッキー

この記事を書いた人

リッキー

Web業界4年目、謎解き業界2年目の謎解きライター兼「謎解きコンシェルジュ」編集長。
謎解き制作・イベント開催の実績豊富な株式会社IKUSAにて、イベント運営、事例記事・ノウハウ系記事の執筆の尽力。
謎解きイベント運営に携わる中で謎解きの面白さを肌で感じながら、企業イベントでの活かし方や効果などを学んでいる。

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