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グループワークのメリットとは?重視するポイントやデメリットもご紹介

2020.07.02

グループワークは、近年あらゆる企業の採用面接や社内研修などの場で用いられています。

取り入れることを検討している人事担当者の方も多いかと思いますが、一体どのようなメリットがあるのかよくわかっていない、という場合も多いのではないでしょうか。

開催側がメリットやデメリットを正しく理解して実施することで、より有意義なグループワークを行うことができます。

そこで今回は、グループワークのメリットやデメリットについて詳しくご説明していきます。

 

グループワークとは

グループワークとは

グループワークとは、主に企業の採用活動や社内研修などにおいて用いられる選考方法、もしくはワーク形式のことを指します。

参加者を数人ずつのグループに分け、あらかじめ設けられたテーマに沿ったディスカッションをした上で最終的な結論や成果物を発表させるという形式で行われます。一般的には56人程度で1グループとなり、ディスカッションの所要時間は340分程度であることが多いですが、もちろん状況に応じて各条件は調整することができます。

例えば企業の採用面接での志望者の選考や、社内研修での社員の教育、チームビルディングなどに活用されることが多くなっています。評価基準や身につくスキルとしては、チーム内で協調性を発揮できるかというコニュニケーション力や、チームの指揮を執ることができるかどうかというリーダーシップなどが挙げられます。全ての人が同様のスキルを発揮しなくてはいけないわけではなく、それぞれの性格や特性によって自分が発揮すべきスキルを見極めていく必要があるでしょう。

 

なぜグループワークが多く取り入れられている?

なぜグループワークが多く取り入れられている?

グループワークは一般的な書類選考や面接、研修でのセミナーなどだけでは見ることができない、参加者の主体性や性格などパーソナルな部分の見極めに適した方法です。

グループワークは、他の参加者とどのように関わり合うのか、組織の中での役割を見極めるのに適しています。面接や業務スキルを測る試験でも見極めは可能ではありますが、具体的な行動を確認できるグループワークの方がより見極めがしやすいでしょう。

個人では解決できないことがチームになれば解決できるということは、実際の業務でもよく起こり得ます。チームのメンバー同士で知識を共有し、物事をみる角度が増えることで、新しい発想が生まれます。

参加者の主体性や性格だけでなく、チームワーク力などを見極めることにも長けているグループワークは、人材の評価に非常に適しているのです。

 

グループディスカッションとの違い

グループワークとよく混同されやすいのが、グループディスカッションです。これらの違いをよく理解しないまま実施してしまうと、本来の目的を果たすことができなくなる可能性もあります。

グループディスカッションは、いくつか分けたグループ内でディスカッションを行わせることで参加者の性格や適性を見ることができる方法です。コミュニケーション力や協調性、リーダーシップ、フォロワーシップなど顕在化したあらゆるスキルを評価することができます。ディスカッション自体が主な評価対象となるため、結論が出ないもしくは出づらいことがテーマに設定されることが多くなります。

対してグループワークは、グループディスカッションの末に成果物を出させるものです。この成果物の有無こそが、グループディスカッションとの違いになります。ディスカッション中の役割や言動などに加え、成果物のクオリティやそこに至るまでのプロセスなども評価対象となり、より本質的なビジネススキルを見極めることが可能です。

成果物というのは、例えば営業の採用であればグループで話し合った上で作成した営業資料であったり、クリエイターの採用であればグループで協力して制作したプロダクトであったりします。またそのような成果物のほか、ディスカッションによって出た結論の発表がゴールとなる場合もあります。

 

グループワークの種類

グループワークの種類

グループワークには、主に2種類のパターンがあります。

 

作業系グループワーク

作業系のグループワークとは、与えられたテーマに即した制作物を作るという課題が与えられるグループワークです。

「制作物を作る」とはいえ、グループワークでの制作は個人の制作スキルを評価する場ではありません。制作物自体ももちろん評価対象ではありますが、それよりも完成までの過程やグループ内での協調性などが重要になります。

作業系グループワークの作業時間はやや短めに設定されることが多く、作業の段取りや的確な役割分担、効率のよい進行などが求められます。その中でリーダーシップを活かして全体の制作の指揮をとったり、限られた時間の中で完成させられるような段取りを組んだりなど、参加者はあらゆる形で自分の強みを出すことができます。

 

プレゼン系グループワーク

プレゼン系のグループワークとは、テーマに沿ったディスカッションによってグループとしての考えを定め、それをホワイトボードや模造紙などにまとめて全体にプレゼンするグループワークです。

作業系のグループワークが完成までの過程を重視されるのに対し、プレゼン系のグループワークの場合はプレゼンそのものが重視されることが多くなります。とはいえディスカッション→プレゼンという一連の流れを行うワークであるため、グループ内で出した結論に対して論理的な説明ができるかどうかがポイントとなります。

 

グループワークのメリット

グループワークのメリット

ここからは実際に、グループワークのメリットについて見ていきましょう。

具体的には以下のようなメリットがあります。

 

  • コミュニケーション能力を見ることができる
  • 自社に適した人材かを確認できる
  • 本来の姿を評価することができる

 

これらについて、ここから詳しく解説していきます。

 

コミュニケーション能力を見ることができる

採用面接や社内研修での最終目的は、自社に適した人材を選ぶ、育てることです。

ただし自社に適した人材というのはそれぞれの会社で異なり、求められる要素にも違いがあります。

しかし会社という組織であるために、業務上のチームメンバーや顧客とのコミュニケーションは必ず発生します。そのため職種によって多少の差はあっても、コミュニケーション能力は仕事をする上では必要になります。

筆記試験やエントリーシートでは、コミュニケーション能力が把握できません。グループ面接などと言っても、コミュニケーションは応募者対担当者の1対1で起こります。その点、グループワークでは多数でのコミュニケーションが主であり、参加者の傾聴力や発信力などを簡単に把握することができます。

 

自社の業務に適した人材かを確認できる

これはグループワーク特有のメリットと言えます。グループワークが自社の業務内容を擬似体験できる内容であれば、参加者は会社で働くにあたってのイメージがわきやすくなり、業務内容とのミスマッチを防ぐことができます。特に社会人経験のない新卒採用においては、非常に効果的な方法です。

一方でグループディスカッションは、テーマが抽象的なものになりがちなため、ディスカッションによって業務内容をイメージできるとは言えません。

また参加者の取り組み方が、実際に働く上で望ましい行動を選択しているのか確認・評価できる良い機会でもあります。

 

本来の姿を評価することができる

グループワークは実際の行動を評価する方法です。書類選考や面接などで優秀な人材を演じるために言動や主張を工夫する人がいますが、そのようなことが起きると本来の姿を見ることができず、なかなか正しい評価をすることができません。しかし実際の行動を見ることで、取り繕われた姿ではなく参加者の本来の姿を評価することができるのです。

また採用や研修で重視する評価項目と評価基準が決まっていれば、その人の言動や行動と照らし合わせて確認することができます。また面接だけでは見られない、自主性やコミュニケーション能力などのスキルを実際に確認することもできます。

 

グループワークのデメリット

グループワークのデメリット

グループワークにはメリットが多いですが、その反面でデメリットも存在します。デメリットもしっかり把握した上で取り入れることが大切です。

具体的なデメリットとしては以下のようなものがあります。

 

  • 同調の精神が強まる
  • グループとしての意見に自信を持ちすぎる
  • 消極的な人も出てくる

 

ここからはそれぞれ詳しく解説していきます。

 

同調の精神が強まる

グループワークの中では、普段の仕事の質や同僚との関係性などが重なって、苦渋の選択を強いられる事が多くあります。たとえ多数派の意見が間違っていると分かっていたとしても、同僚とのその後の関係性を重視し、間違っている多数派に従ってしまうことがあります。

多数派に従ってしまうことで、視点が画一化されてしまい、問題解決の糸口が見えにくくなってしまいます。少数派の意見を持つメンバーは間違っていることを指摘するか、黙っているかの選択を迫られ、それをストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。

 

グループとしての意見に自信を持ちすぎる

グループで意見を統一させた時、統一した意見に対して個人での意見よりも過剰に自信を持ってしまう場合があります。多人数でいることによって得られる自信や大きくなった気持ちが、個人個人の判断力を低下させてしまうことがあるのです。

その結果、グループ以外の人間の意見や情報に抵抗感を示してしまい、ベストである選択肢を見逃してしまう可能性が出てきてしまいます。

 

消極的な人も出てくる

グループに属することで、メンバー個人のモチベーションや努力が喪失することがあります。これは「自分がやらなくても、他の誰かがやってくれるだろう」という気持ちが生まれることで起こってしまいます。グループワークではグループでの成果が求められるため、個々の評価の比重が下がることも原因になります。

また別の問題として、グループワークによって実際よりも生産的な活動をした感覚に陥ってしまうこともあります。普段のデスクワークで、黙々と行っている作業と比較した時に、他の人のアイディアを聞いたりフィードバックをするグループワークの方が、生産的なことをしているように感じてしまうためです。

 

グループワークを取り入れて活性化を

グループワークを取り入れて活性化を

グループワーク方式の研修は、一般的なもののように講義で知識を与えていくタイプの研修ではありません。研修に参加する人たちがグループを組み、それぞれのグループで課題を与えられ、その課題の解決に向けて自分たちで答えを見つけていこうという研修です。研修の課題そのものに大きな意味はなく、グループワークの中で参加者が自分たちでディスカッションを行い、自ら思考を重ねながら答えを見つける姿勢を学ぶことに研修の目的があります。

 

現在の社会では、会社のルーチンワークをこなしていれば会社は発展し、給料も上がっていくという時代ではなくなっています。各企業が置かれた環境の中で、生き残るための対応をしていかなければいけません。そのために現在政府ではさまざまな働き方改革や生産性の向上、販売経路の開拓などに向けて助成金を設けています。それらを活かして、社員教育によるキャリアアップによって生き残ることのできる人材を育成していくことが必要とされているのです。そういった点からも、グループワーク方式の研修はとても時代にマッチした研修と言えます。

 

まとめ

グループワークのメリット

今回は、グループワークのメリットについてお話ししてきました。

研修で用いられるグループワークにはあらゆるメリットがある反面、デメリットも存在するため、実施の際にはさまざまな部分に注意しながら適切な人材選び、人材育成をしていくことが大切です、メリットやデメリットを把握して取り組むことで、より有意義な研修となり、企業の活性化につながるでしょう。

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リッキー

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