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コロナ禍で生まれたIKUSAのオンライン謎解きコンテンツ「リモ謎」。回を重ねるごとに運営の成熟度も増し、定番コンテンツとしてがちっと土台を築くことができてきました!
そして去る7月3日に社内イベントの1コンテンツとしてリモ謎をご実施いただいたのが、freee株式会社さま。なんと弊社でも「人事労務freee」などのサービスを利用させていただいている、有名企業さまです。
「マジ価値」という企業理念をはじめとする他にない文化をお持ちの会社で、リモ謎でも独自のカスタマイズでオリジナルのパッケージに。そんな遊び心あふれるfreeeさまに、リモ謎を終えてのご感想をオンラインにてお聞きしました!
freeeさまについて
――まず御社の事業内容について教えてください。
(秋山さま)
『会計freee』と『人事労務freee』を基盤とした、統合型のクラウドERPを作っている会社です。
――それでは次に、御社の社風をお聞かせください。
(秋山さま)
カルチャーという意味でお話しすると、目指しているものとしては「ムーブメント型組織」というものを中心軸に考えています。そしてそれを実現するために企業として目指しているのが、自立的かつフラットな組織というところですね。
――そのような御社の社内において、社員の皆さまの特徴などはありますか?
(秋山さま)
どんな人が多いかという点でお話しすると、本質志向の人が多いと思います。
弊社には自社の理念を定義した「マジ価値」という言葉があるのですが、この「マジ」の意味が「本質的」ということなんですね。「ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする」という考え方の軸があって、それが好きで入ってきている人が多いんです。
――例えば採用の場面でも、そのようなカルチャーに合うかどうかという点は重視されているポイントですか?
(秋山さま)
そうですね。
カルチャー共感とミッション共感というところは、採用の軸では見ています。
オンラインだからこそのコンテンツを!
――今回の社内イベントの趣旨や目的を教えてください。
(関口さま)
『フリスピ』(freee様の社内イベントの名称)というのは、実は弊社が2014年くらいから、丸1日どこかに行ってオフサイトっていうのをやっていたところから始まっているんですね。これがいわゆる社員旅行のような位置づけだったのですが、旅行とはいえあくまで「慰安旅行」という名目ではなく、研修の機会というか、1つのテーマに対して全員で議論するために実施していました。
初めの頃はしっかり1泊していて、それを年に1回、弊社の年度始めの7月にキックオフイベントとして開催していましたね。実は3年くらい前からもう1泊するのはやめて、ホテルなどの会場に集まって行うという形になりましたが、一日議論しようということは続けています。
弊社ではあくまで「全社で議論する」ということをすごく重視していて、一人ひとりがちゃんと経営なり組織なりに参画している状態というのは、freeeが昔から守っている一つの「価値」なんです。そのための一年で一番大きなイベントが『フリスピ』ということになります。
今回は7回目を迎えるのですが、このコロナの状況下で「どうするんだ」となった時に、「じゃあフルリモートでやろう」という話になったんですね。「リモートだからこそできることってなんだろう」というところを考えに考えて出来たのが、今回の『フリスピ2021』です。
――今回全てオンラインで開催するというのはかなりチャレンジだったんですね。
(関口さま)
そうですね。
けっこうギリギリまで迷ったのですが、今回は思い切ってフルリモートでやりきるという話になりました。
――今回オンラインで行うにあたって、チームビルディングとして謎解きゲームを実施しようと思われた理由やきっかけを教えていただけますでしょうか?
(秋山さま)
きっかけはけっこうシンプルで、最初に知った時に単純に「すごく面白そうだな」と思ったところからだったんですけれども……(笑)
そして一度体験をさせていただいて、「これは全社でもやっても大丈夫そうだな」と思ったので、本格的に検討しました。
ただオンラインでできるチームビルディングがたくさんある中で、なぜ謎解きを選んだかというと……
当時は*アニキともいろいろ相談しながら進めていたんですけども、もともと今回の『フリスピ2021』のコンセプトとして「リモートによって薄まってしまったコミュニケーションを活性化させる」というところに重きを置いていました。社員が楽しくチームビルディングするためにはどうしたらよいかと考えたときに、何か与えて議論するよりも、一つの目標に向かってワイワイやる方が、今まで仕事の上ではなかなか分からなかった思考のクセや意外な特技などに気づく機会にもなると思ったので。あえてゲーミフィケーションのようなものを取り入れようということになり、謎解きを行うことにしたんです。
(※「アニキ」は関口さまの愛称)
――そうだったんですね。
――では今回社内イベントを実施するにあたっての目的はございましたか?
(関口さま)
これはfreeeの社員がどんな人たちかという話に関連するのですが、弊社が大切にする価値基準の中で「遊び心」というものがかなり大きいんです。
それはたぶんIKUSAさんにも共通するところがあるかもしれませんが、一人ひとりがあらゆる場面で楽しく面白くした方がより大きな成果につながるという考え方なんですね。実際にそういうメンバーが集まっているし、いろんなことを面白がれる環境っていうのは我々としても提供したいなと。そこが今回の社内イベントの大きな目的でしたね。
そして秋山からIKUSAさんの話を聞いたときに、「めっちゃ面白いね」となったのが、リモ謎実施に至った大きな理由でした。
――我々も社内の価値基準が「遊び人を活かす」「遊びの価値を高める」といったものがありまして……そこはすごくマッチしましたね!
(関口さま)
だからこそ、リモ謎のプラットフォームみたいなところにfreeeなりにチューニングができたら、みんなのテンションが上がるだろうということも考えていましたね。
――それは大変嬉しいです!
リモ謎にfreee様らしさをプラス
――リモ謎の実施が決まったあとで、どのようなイベントになってほしいとお考えでしたか?
(秋山さま)
リモ謎自体でいうと、先ほどアニキも言っていたようにfreee用にカスタマイズできたら参加者のテンションも上がると思ったので、そこをIKUSAさんに期待していましたし、一緒に作り上げたいとも思っていました。リモ謎自体はすでに完成されているもので、ものすごく楽しかったですけども、せっかくのオフサイトの一つのコンテンツなので、プラスしてさらに工夫を加えたいなと。
――社員の皆さまの変化などについては、どのような期待がありましたか?
これはリモ謎だけで実現するのは難しいとは思うのですが、最終的にはフリスピに限らず普段の生活を通して「freeeにいてよかった」とか「freeeにいて日々ワクワクする」と思ってもらえるのが理想です。なのでリモ謎はそのきっかけづくりにしたいなと思っていました。
あとは先ほどもお話しした通り、もともとあったけど薄まってしまったようなコミュニケーションのきっかけになればよいなとも思っていました。リモ謎当日のコミュニケーションだけでなく、後日またリモ謎の話でコミュニケーションが生まれたりすればよいなと。
他に挙げるとすれば、「遊び心」の部分ですね。「freeeってやっぱり枠を超えてくるよね」とか「やっぱり面白い会社だな」と思ってもらいたいなという気持ちがありました。
(関口さま)
あとやっぱり今回のように*freeeユーザーさんとここまで関わって何かを作り上げる機会というのは初めてなんじゃないかな。
いろんな形があるとは思いますけど、我々も当然ユーザーさんの声を聞きたかったり、我々のプロダクトが世の中の役に立っているということを感じたかったりする中で、ここまでフラットに一緒にやるってことはなかなかないんですよね。それがみんなで体験できたっていうのはけっこう大きかったなと思います。
(※記事冒頭のとおり弊社はfreee様のサービスを利用させていただいています!)
――たしかにそうですね。私どもも御社のサービスを大いに活用させていただいていますので……私に関してはチャットでの問い合わせなど、ものすごく対応が早いのでフル活用させていただいています(笑)
リモ謎のカスタマイズについて
――今回、リモ謎に施したfreee様専用のカスタマイズについてのご意見やご感想をお聞かせください。
(秋山さま)
カスタマイズしていただいたのは、「アイテム」の部分と、終盤の大謎の部分、そしてイベント専用LINEでしたね。これはもう大満足でしたし、想定していたとおりのカスタマイズだったと思っています。社員もすごく喜んでいました。
ストーリーについても、「50年後の世界でfreeeの社員がリモートワークをしている」というオリジナル設定上も違和感なく、よかったと思います。
ただ1点だけ、これは私たちの方も考慮漏れだったのですが、色を使った問題の際に「色が見えにくい」という方もいました。その点は我々もダイバーシティを謳っている会社なので、自分たちの来年への改善点として考えなくてはいけないなと思っています。
カスタマイズという点では、そこも考慮できればよかったなというところですね。
――ありがとうございます。我々もそこは大変貴重な学びになりました。
(関口さま)
当日までかなりタイトなスケジュールだったので、「これくらいだったらできるかな?」という要望を削り出した形だったんですよね。その中で*長谷川さんがその要望をさらに拡張してくれて、こちらのニーズをさらに深めて実現してくれたなという印象です。
なのでやっていてすごく面白かったですし、より良いイベントに繋がった一つの要素だと思います。
(※IKUSAの謎解きクリエイター)
――ありがとうございます。長谷川もすごく楽しそうに作っているのが印象的でした!
リモ謎を終えて
――参加者の皆さまから何かご意見やご感想などはありましたか?
(秋山さま)
まずゲーム終了直後にすぐチャット機能で「楽しかった!」とか「解けなくて悔しい!」とか、バーっと流れていましたよね(笑)
(関口さま)
あとアンケートでは、実は全コンテンツの中でリモ謎が一番好評でしたね。5段階評価で「5」と「4」の割合が一番高かったです。
――それは良かったです!
(秋山さま)
定性コメントでは、謎解きの特性上しかたのないことですが「内輪のチームビルディングになってしまう」とか「楽しかった〜で終わってしまうのはもったいない」という声もきていましたね。
――そうですね。我々の中でもそういった点が課題でして、そこが解決できればよりチームビルディングコンテンツとしての価値が上がるかなと思っています。
――最後に改めて今回のリモ謎について、お二人の感想や総評をいただけますでしょうか?
(秋山さま)
「既存のコミュニケーションをより活発にする」という目的については、アンケート結果から見ても達成できたと思います。「フルリモートで薄まったつながりが補強できたと思いますか?」という質問の5段階評価の平均が「4」でした!
――ありがたい結果です!
(関口さま)
とにかく一緒にできてよかったなとすごく思います。
チームビルディングにもいろんなやり方があると思うんです。そのやり方を模索していく中で、リモートでどこまでできるかという点で、IKUSAさんが考えているプラットフォームが今回すごくハマったなと思っていて。リモートでやることを「制限」と捉えず、「新しいこういう世界を見せられる」とか「こういう人のつながりが生まれる」といったことを表現できたのはすごくよかったと思います。
なのでこれからもIKUSAさんに新しいものを期待しています(笑)
――ぜひぜひ!頑張ります!(笑)
我々にとっても今回はチャレンジなイベントだったので、そのチャンスをいただけたことがすごくありがたかったです。
(関口さま)
やってみないとわからないことってありますよね。怪我の功名みたいな場合もありますけど、「うーん…じゃあやってみよう!」みたいなスタンスはfreeeらしくもあり、IKUSAさんらしくもあったんじゃないかと。2つの会社で新しいものを作れたというのはすごく良かったと思います。
――そうですね。我々としてもIKUSAらしくチャレンジできたとても楽しいイベントでした。
――本日は誠にありがとうございました!
freeeさまの社内アンケート結果をご紹介!
インタビュー後、「フリスピ2021」に関する社内アンケート結果のうちリモ謎に関するご意見をお教えいただきましたので、一部をご紹介します。
リモ謎は答えが理念や価値基準と揃っててよかった
どれもこれも本当に充実したコンテンツで、時間が経つのがあっという間でした。真面目と遊びのバランスも丁度良かったです。
freeeはアクセシビリティとか結構前面に出してると思うので、そういう思想、カルチャーみたいな部分は、コンテンツにも是非反映してほしいなと思いました。てか、全体の0.0001%みたいな話なので、99.9999%は最高でした!!
ユーザーさんの商品(お茶、脱出ゲームコンテンツ)を活用されているのが普段なかなかユーザーさんの商品に直接触れる機会がないのでとても良かったです。ユーザーさんの商品やコンテンツを今後もフル活用してほしいです。リモートでしたがとても素晴らしい内容でした。
まとめ
この度はfreee株式会社の秋山さま・関口さまにご協力いただき、『リモ謎inフリスピ2021』開催後のご感想を伺いました。
今回は「リモートワークによって減ってしまった既存のコミュニケーションをより太くする」ことを目的として実施されたリモ謎。freee様ならではの遊び心を効かせたカスタマイズで、オリジナリティあふれる楽しいイベントになりました。
また今回のようにお互いのサービスを活用することで、企業同士の絆を深められる喜びも感じることができました!
IKUSAのオンライン新パッケージ『リモ謎』は、企業のチームビルディングや社員間のコミュニケーション促進を、“非接触”で行える謎解きコンテンツです。
非接触・脱3密のイベントをお探しの担当者さま、ぜひ一度お問い合わせくださいませ!