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組織が目標を達成するためにチームワークは必要不可欠です。そして、チームワークにはコミュニケーションが欠かせません。こういった類の話はよく耳にするかと思いますが、知っていてもチームワークがうまく機能しないケースも当然あります。
では何が足りないのか、どうすればチームワークを機能させることができるのか、などについて解説していきます。
こちらの記事ではチームワークを強化したい時におすすめのゲームを5選紹介しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。
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チームワークに対する勘違いをなくす
チームワークを機能させるためには、まずチームワークに対する勘違いを払拭する必要があります。そこで、見落としがちなポイントを紹介します。
価値観は多種多様で良い
チーム内で同じ目標を持つ=チームのメンバーが同じ価値観を持つ、ではありません。むしろ多様な価値観はアイデアの相乗効果を生むためメリットになります。
この点を勘違いしている例は非常に多く、同じ価値観を持つ人が集まる必要はありません。
多かれ少なかれ価値観は違っていて当たり前で、価値観が一致していることではなく、価値観が違った上で受け入れることが重要でしょう。
「そういう考え方もあるよね」といった形で相手の価値観を受け入れます。しかし自分が相手の価値観に染まる必要はありません。違った考え方を受け入れ、共存することで、組織はより強くなっていくのです。
馴れ合いではない
チームワーク=みんな仲良し、ではありません。仲が良いに越したことはありませんが、距離感が近すぎて緊張感がなくなることにもデメリットはあります。それぞれが役割をまっとうし、責任を持ってチームに貢献することが重要です。
馴れ合いだけで責任を果たさなかったり、役割分担が不明確になって仕事を押し付け合うような状態は望ましくありません。
サッカーやラグビーで考えるとわかりやすいですが、一人一人の役割と責任が明確になった上にチームワークが成り立っています。チームの責任だから自分の一人の責任ではない、だから自分は役割をまっとうしなくても誰かがカバーしてくれる、というのは完全に間違った解釈でしょう。
個人の努力は必要
チームワークにおいて助け合いは重要です。しかし助け合うことと個人の役割、責任を曖昧にすることを混同してはいけません。上でも説明した通り、個人の力の上にチームの力があります。
一人一人が個人の力を高め、その個人の力をうまく組み合わせることで初めて強いチームができ上がるのです。
リーダーは必要
チームワークにおいて、個人が自主的に動くことや、フラットな関係性は重要です。しかし、組織プレイにおいてリーダーは必要な存在です。リーダーがチームを独裁する必要はありませんが、最終的な意思決定や、意見が割れたときの仲裁役は必要なのです。
だからといって、リーダーが偉いというわけではありません。リーダーがみんなをまとめて引っ張りつつも、みんながリーダーに対して気兼ねなく発言できるフラットな関係が理想的でしょう。
チームワークの効果
チームワークの機能を高めることで、以下のような効果を得られます。
こちらの記事ではチームコミュニケーションの効果や、チームコミュニケーションに役立つツールについて解説しています。ぜひご覧ください。
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モチベーションアップ
一人でモチベーションを維持できる人もいますが、ほとんどの人にとってそれは困難です。「なんのためにやっているのだろう」「頑張りたくない」、最悪の場合、「仕事なんてやらなくて良い」となってしまい、会社を辞めてしまうかもしれません。
チームで同じ目的を持って励まし合うことで、モチベーションの低下を回避できます。ラグビーでよく「One for All , All for One」という言葉が言われていますが、みんなのためと思うからこそ恐怖心に打ち勝ってプレイできるのかもしれません。
ラグビーは危険度の高いスポーツで、たとえばタックルをしたら骨折などの大怪我をする可能性もあり、実際に大怪我をすることも珍しくありません。自分のためだけに大怪我のリスクを背負ってプレイできるかと言われれば正直難しいでしょう。
チームのために頑張る、という気持ちがあるからこそ大怪我のリスクを背負ってプレイできると考えられます。
連携ミスの軽減
チームワークが機能していないと、個人が勝手な動きをします。たとえ一人一人のパフォーマンスが高くても、連携ミスをするとそれだけ無駄な労力と時間が発生します。
またそもそも連携しないと不可能な業務もあるでしょう。個人が勝手に動くだけならチームである必要がなく、むしろ互いのパフォーマンスを邪魔する関係性になってしまいます。
連携ミスが発生しないようチームワークを作っていくことで、チームのパフォーマンスを個人のパフォーマンスの足し算以上のものにします。
ストレスの軽減
チームワークが機能していない環境で働くことは、メンバーにとってストレスになります。なぜなら言いたいことが言えなかったり、全体の中での自分の役割が不明確になるからです。
「何をすれば良いかわからない」「話しかけて良いのかわからない」という状態は間違いなく大きなストレスになります。だからこそ、チームワークがうまく機能し、自由にコミュニケーションを取りやすい状態が理想なのです。
アイデアの相乗効果
互いにコミュニケーションを取ってアイデアを出し合うことで、そこからさらなるアイデアが生まれます。アイデアは既存のものと既存のものの組み合わせから生まれるとよく言われますが、アイデアとアイデアを組み合わせればより高次元のものが生まれる可能性があります。
チームワークを高める方法
次に、具体的に何をすればチームワークが高まるのか解説します。
リラックスした雰囲気作り
コミュニケーションを取りづらい、話しかけられない、といった環境下ではチームワークが生まれにくいです。ある程度ルールで縛って私語を禁ずることなども必要かもしれませんが、基本的にはリラックスしてメンバー間でコミュニケーションが生まれる環境作りが重要です。
互いを尊重する
人間は否定されることが続くと自分を出すのが怖くなります。つまり話さなくなります。互いの成果を褒め、尊重することで意見を言いやすい環境が生まれます。間違っても足の引っ張り合いをしてはいけません。
またミスや改善点を指摘することも重要なのですが、褒めることやフォローすることとのバランスを忘れないようにする必要があるのです。良かれと思って改善点を多く伝えていたとしても、相手にとって落ち込むことが連続してしまうかもしれません。
発言の場を設ける
自然な会話の流れで意見を言い合える環境がベストですが、いきなりそのような環境を作るのは難しいです。また改めてまとめて意見を発表する場もあった方が建設的でしょう。
特に若手社員は自分の思っていることをうまく出せていない可能性が高いので、ミーティングで半強制的にでも発言する場を設けたり、プレゼンテーションの場を設けるのも有効です。
とはいえ公式の場ではかしこまってしまったり、緊張してうまく発言できない可能性があります。そのため、ランチのときにでも軽く話しかけて意見を吸い上げてみるのが有効です。
飲みに誘うのも良いのですが、若手社員は飲み会を嫌がる傾向にあります。無理に誘っても逆効果なので、相手を選ぶ必要はあるでしょう。
チームワークが高まる研修「ロケットPDCAチャレンジ」
チームワークを高めるには、外部サービスを利用することもおすすめです。IKUSAでは、アクティビティと講義を組み合わせることで、参加者が楽しく交流を深めながら、さまざまなスキルを身につけることのできる「あそぶ社員研修」を提供しています。
そのうちの一つである「PDCA研修」では、チームで協力して「低コストでよく飛ぶロケット」を作ることを目指すアクティビティ、「ロケットPDCAチャレンジ」を行います。
ゲームは以下のように進行します。
- ミニゲームで「資金」を集める
- 「資金」で部品を購入する
- 部品を組み合わせてロケットを作り、発射テストを行う
- 結果を踏まえて部品の組み合わせを考え直す
- 1~4の流れを繰り返す
- できる限り低コストで遠くまで飛ぶロケットを作る
試行錯誤を繰り返すなかで、自然とPDCAサイクルを身に付けることができます。また、チームで話し合う場面が多いので参加者のコミュニケーションが促進され、チームワークの向上も期待できます。
チームワークを高める社内研修をお考えの際には、PDCAサイクルも学ぶことのできる「PDCA研修」もおすすめです。
まとめ | チームワークを高めるにはコミュニケーションの活性化が不可欠!
チームワークにおいてコミュニケーションは必要不可欠で、コミュニケーションをベースに仕事が進んでいきます。そして、コミュニケーションを活性化させるためには環境作りが必要です。
自由に発言できない環境下ではコミュニケーションが滞り、結果的にチームワークも機能しなくなるでしょう。メンバーのモチベーション的にも業務効率的にも悪影響です。
チームワークの目的や機能させるための方法を見直し、実践していく必要があります。
IKUSAでは職場内でのコミュニケーション活性化に効果的な、アクティビティを多数手掛けております。社内でのチームビルディングをご検討でしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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