謎解きコンシェルジュ.com

社員研修ゲームの新提案!社会人基礎力が学べるマーダーミステリー研修とは?

社員研修ゲームの新提案!社会人基礎力が学べるマーダーミステリー研修とは?

昨今の社員研修では、目的や対象に合わせて多様なレクリエーションが用いられています。

その中で、マーダーミステリーという新たなゲームを通した研修に注目が集まっています。驚くことに、このマーダーミステリー研修では経済産業省が提唱する『社会人基礎力』を一度に学べます。

最近ではマーダーミステリーの研修効果に着目したマーダーミステリー研修も登場しており、楽しさと学びを両立した研修として注目を集めています。

当記事ではマーダーミステリーの概要からご説明します。続いて、この研修を通して身に付く主なビジネススキルについて詳しくご紹介します。

 

研修担当者必見の「研修の効果を高めるノウハウ集」とは?
⇒無料お役立ち資料を受け取る

マーダーミステリーの概要

マーダーミステリーの概要

マーダーミステリーは一言で表すと推理小説の登場人物になるゲーム、または体験型のアナログ推理ゲームです。

ゲーム中、参加者は自由な議論や調査を通して情報を集め、事件の犯人を捜します。

マーダーミステリーの大きな特徴として、参加者は事件の容疑者の1人なりきって推理します。容疑者に『なりきる』ために、まずはキャラクターシートと呼ばれる個別の設定書を読み込みます。ここにはキャラクターの性格や事件前後の行動が『記憶』として記されており、これをもとにキャラクターとして振る舞います。

もちろん参加者の中には事件の犯人役を割り当てられる人がいます。犯人役は真相がバレないように嘘をつき、追及を逃れなければなりません。

また、多くのキャラクターは犯人捜し以外にも、秘密や欲望をもとにした目的(ミッション)を持っています。犯人以外の人たちも一枚岩ではないため、議論はスムーズに進みません。最終的にミッションに定められている点数が最も高い人が勝者となるゲームです。

マーダーミステリーは専用につくられた物語シナリオを選んでプレイします。シナリオによってシステムやルールが大きく異なり、遊ぶたびに新たな驚きがあることも魅力の1つ。同じシナリオは一生に一度しか遊べない、非現実的なシチュエーションでリアルなハラハラ感を味わえるといった特徴があります。

都心部を中心に店舗公演が開催されているほかオンラインでも遊ぶことができ、徐々にファンを増やしているゲームです。

マーダーミステリーのことをより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

大流行中のマーダーミステリーって何?ゲームマスターあふろが徹底解説!

さて、このゲームを研修で用いるとどのような効果が得られるのでしょうか?実はこのマーダーミステリーの中には、社会人が学ぶべきポイントが山のようにあるのです。

それをご説明するために、次は社会人基礎力について取り上げます。

 

社員研修のいろはがわかる!研修担当者お役立ち資料を無料配布中
⇒お役立ち資料を受け取る

社会人基礎力とは

参考:経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力」説明資料

 

社会人基礎力とは、下記のように経済産業省が提唱するスキルのことです。

職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力

このスキルは技術的な能力や経験とは異なり、社会の中で自らの能力を発揮するためのマインドセットに近いものです。また、働いている間だけでなく100年の人生を生き抜くために、全ての世代で必要とされています。

社会人基礎力は<前に踏み出す力><考え抜く力><チームで働く力>の3つの能力(12の能力要素)から構成されています。

前に踏み出す力(アクション)

一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力

答えにたどり着くために試行錯誤しながら、自ら行動する力のこと。失敗しても他者と協力して粘り強く取り組む姿勢が大切です。この能力はこれらの要素が含まれます。

  • 主体性:物事に進んで取り組む力
  • 働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力
  • 実行力:目的を設定し確実に行動する力

考え抜く力(シンキング)

疑問を持ち、考え抜く力

常に問題意識を持って課題を発見し、解決方法を模索する力のこと。ものごとの改善のため、納得がいくまで考え抜く思考力が大切です。この能力にはこれらの要素が含まれます。

  • 課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
  • 創造力:新しい価値を生み出す力
  • 計画力:問題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

チームで働く力(チームワーク)

多様な人々とともに、目標に向けて協力する力

自分の意見を的確に伝えながらも、意見や立場の違う人も尊重し、目的に向けてともに協力する力のこと。職場や地域社会では多様な人々との協働が求められるため、あらゆる場で必要とされる能力です。この能力にはこれらの要素が含まれます。

  • 発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力
  • 傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力
  • 柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力
  • 情況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
  • 規律性:社会のルールや人との約束を守る力
  • ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力

さて、これらの社会人基礎力を高めるのに有効となるのが、マーダーミステリー研修です。

なぜここまで多くの学びが得られるのか?そもそも本当に研修になるのか?という疑問はもっともです。新しいゲームなのでイメージしにくい部分もあるかもしれません。

ここからはそれらの疑問にお答えするため、マーダーミステリーとビジネススキルの関係性についてご説明します。

資料をダウンロードする

マーダーミステリー研修で身に付くビジネススキル

マーダーミステリーで身に付くビジネススキル

マーダーミステリーは議論を通して情報を集め推理し目的達成を目指すゲームです。その性質上、社会で必要とされる実践的なスキルが求められます。

ここでは、マーダーミステリー研修で学べるスキルを社会人基礎力に沿ってご紹介します。

アクションとの関連性

マーダーミステリーではキャラクターごとに目的(ミッション)が定められています。各ミッションにはポイントが定められており、最終的にポイントを最大化することを目指します。ただ、どの目的も達成は難しく、自分から行動を起こさなければポイントは得られません。

加えて、10人近くの人数が各々の目的のために暗躍します。思惑は複雑に絡み合い、議論は混迷を極めるでしょう。

このような中で目的を達成するには、積極的に議論に参加して必要な情報を得る、相手に働きかけ目的のために誘導・説得するなど、自分から動く積極性が必要です。

主体性、働きかけ力、実行力を養うのに最適なゲームだと思いませんか?

シンキングとの関連性

マーダーミステリーの議論には制限時間があり、思っているよりも余裕がありません。議論中に明らかになる情報や人間関係によって、状況は刻一刻と変化します。その中で目的を達成するためには、自分の置かれている現状を素早く把握し、とるべき行動を即座に判断する必要があります。

何を調査すべきか。誰と情報交換すべきか。誰を信用して味方につけるべきか。目的達成のための手順は多岐に渡ります。

限られた時間で課題を発見して実行するための計画力が、最終的なポイントに大きく影響します。

チームワークとの関連性

参加者の中に潜む犯人を見つけるゲーム、と聞いて実際にプレイしてみると、周りの全員が怪しく見えてしまうものです。しかし、基本的には『犯人でない人』の方が多いわけですから、通常は味方と協力して犯人を追い詰めるゲームなのです。

個人戦ではなく団体戦である意識を持つと、チームワークスキルがとても大切になるのが分かるでしょうか?

限られた時間で自分の意見や立場を明確に伝える。相手の意見を尊重して伝えたいことを正しく理解する。考えを柔軟に持ち、様々な可能性を考慮する。自分と周囲の関係性を理解する。マーダーミステリーはこれら全ての大切さを学べる、とても社会的なゲームなのです。

交渉力との関連性

マーダーミステリーに欠かせないのが交渉力。このスキルは社会人基礎力の中で分類するのが難しいため、別枠でご紹介します。交渉力とは、利害関係のある相手との間で、お互いの合意点を見つけるために必要なスキルです。

マーダーミステリーにおいて他の参加者は味方でありながらも、互いに高いポイントを目指すライバルです。そんな相手の求めるものや弱みを把握できれば、自分の求める結果にグッと近づけるでしょう。


例えば、Aさんが不利になるような情報をBさんが握っている場合。Bさんはそれを秘匿してあげる代わりに協力を仰げるしれません。

例えば、Cさんが求めるアイテムをDさんが持っている場合。Dさんは見返りに情報等を求めることができるでしょう。


このように、自らの情報や立場を駆使して交渉し、高いポイントを目指すのはマーダーミステリーの醍醐味とも言えます。この研修を通して交渉の大切さも学べてしまいます。

マーダーミステリー研修の資料を見てみる

マーダーミステリー研修のメリット

マーダーミステリー研修のメリット

マーダーミステリー研修のすごさをご覧いただいたうえで、さらにこの研修のメリットについてご説明します。

チームビルディングができる

1人では達成できないような目的にチーム一丸となって挑み、団結することがチームビルディングの目的です。

マーダーミステリーでは、個々人が情報を持ち寄って真相を解き明かす過程で、チーム意識を芽生えさせます。また、緊張感のある議論の中で相手の性質や知らない一面を発見することもできます。

犯人役の人は孤独ですし団結できるか心配でしょうか?しかしご安心ください。マーダーミステリーの大きな目的は、その場の全員によって紡がれる1度限りの物語を全員で体験することです。犯人を含めた全員でゲームを遊んだ、物語を楽しんだという経験こそが何よりの成果物なのです。

オンラインでも実施が可能

マーダーミステリーはオンラインで完結するシナリオも多くあります。これらを用いることで、コロナウイルス感染拡大のリスクがなく研修を実施できます。

通話ツールやブラウザー等を用いることで、社員のオンラインに関するリテラシー向上を狙い、業務のリモート化へ向けた第一歩としてもご活用いただけます。

変わり種の研修になる

普通のレクリエーションに飽きてしまった!新しい研修を試したい!マーダーミステリーはそんなご期待にバッチリお答えします。

ゲームとしても面白い最先端のエンタメを通して、上記の能力を実戦的に学べます。社員のエンゲージメントを高めることにも一役買う、印象に残る研修となるでしょう。

まとめ

社員研修は目的に沿ったものを選ぶのが肝心です。その点、マーダーミステリー研修は様々な目的に合致する非常に意義のあるものになるでしょう。特に、チームで社会人基礎力を鍛えることができるこの研修は、あらゆる世代・立場の人におすすめです。

株式会社IKUSAでは楽しさと学びを両立させた「マーダーミステリー研修」の運営を行なっています。

演者によるこだわりの世界観づくりや社会人基礎力の学び度を測れるチェックシートの提供など、プロのイベント会社だからこそできる体験型研修をご提案します。

マーダーミステリーは一度遊んでしまうと結末がわかってしまうため、同じシナリオは二度と楽しむことができません。ぜひ一生に一度の経験を味わってみてはいかがでしょうか。

マーダーミステリー研修の資料を見てみる

このほかにも、IKUSAでは社員研修におすすめの体験型イベントを企画・運営しています。ご相談は無料です。内容が固まっていなくてもお気軽に「やりたいこと」をお聞かせください。
⇒まずは相談してみる

資料をダウンロードするイベントのご相談はこちら

あふろ永島

この記事を書いた人

あふろ永島

天然パーマが極まりアフロヘアーになってしまった社会人2年目。強みは小雨程度なら弾くことで、弱みは帽子が被れないこと。
マーダーミステリーのゲームマスターとして500人以上を物語へ導いた経験を持つ。

ページトップへ戻る