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地域活性化

商店街を活性化させる企画例20選を紹介

更新日:2025.11.14

大型ショッピングモールの出店や、少子高齢化、後継者不足などにより、多くの地域で商店街の衰退や空き店舗の増加が課題となっています。かつてのにぎわいを取り戻すためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。
本記事では、商店街を活性化させる企画例20選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください

 

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商店街を活性化させる企画例20選

商店街によって、抱えている課題は異なります。商店街を活性化させるためには、課題の解決につながる企画を考え、実施する必要があります。ここでは、

  • 回遊性を高める企画例
  • 空き店舗を活用した企画例
  • 知名度をアップさせる企画例
  • デジタルツールを活用した企画例

の4つのカテゴリーに分けて、企画例20選を紹介します。

回遊性を高める企画例

まずは、回遊性を高める(=商店街のいろいろなところを回ってもらうための)企画例を7つ紹介します。

1.スタンプラリー

スタンプラリーは、エリア内に設けた複数の対象スポットをめぐり、スタンプを集めるという企画です。商店街のなかでこれを実施することで、いろいろな店舗を利用してもらいやすくなります。最近は、スマートフォンで電子スタンプを集める「デジタルスタンプラリー」を実施するケースも増えています。

スタンプラリーを実施するなら、多くの人に興味を持ってもらえるように、賞品や特典を用意するとよいでしょう。たとえば、「対象の店舗でスタンプラリーの台紙(または画面)を提示すると割引を受けられる」「スタンプを集めると豪華賞品が当たる抽選に応募できる」などが考えられます。抽選を実施するなら、集めたスタンプの数によって応募できる商品のランクを変えるというアイデアもあります。

2.レシートを活用した企画

買い物をするたびに発行されるレシートも、商店街の活性化に活用できます。たとえば、以下のような企画が考えられます。

  • 参加店のレシートを別の参加店で提示すると、サービスや特典を受けられる。
  • 商店街で買い物をしたレシートを、応募用紙に指定の枚数を貼り付けると、豪華賞品が当たる抽選に応募できる。

豪華賞品として、地域で使える商品券や、地域のおいしいもの詰め合わせ、地域のスポーツチームの試合チケットなどを用意すれば、地域全体の活性化にも貢献できます。

3.100円商店街

当日限定で、さまざまな商品を100円で販売するというイベントを実施する商店街もあります。消費者としては、「100円なら試しに買ってみようかな」という気持ちになるので、商店街のいろいろな商品を手に取ってもらいやすくなります。このイベントがきっかけで、新たにお店のファンになってくれる人もいるかもしれません。

以下のような企画も同時に実施し、大きな「イベント」として開催すれば、より多くの人に足を運んでもらえるでしょう。

  • 空きスペースを活用して、商店街の外からも出店してもらう
  • ワークショップを実施する
  • ステージを設けて地元の学生などにパフォーマンスを披露してもらう など。

4. 謎解きイベント

謎解きイベントとは、エリア内を回りながら、与えられた謎を順番に解いていくイベントです。商店街のさまざまな場所に謎を散りばめることで、回遊を促すことができます。

【実施の流れ】

  1. 商店街の入り口で、ストーリーと謎が書かれた冊子を配布します。
  2. 参加者は、冊子を見ながら指定の場所に行き、新たな謎やヒントを得ます。
  3. 謎を解き、最終回答を報告して正解していればクリアです!

クリアできた人には、何か特典を用意すると喜ばれます。イベント後の利用につなげるために、商店街で使えるクーポン券や割引券、商店街で販売しているおすすめの商品などをプレゼントするのはいかがでしょうか。

株式会社IKUSAでは、さまざまな周遊型謎解きゲームをご用意しております。詳しくは以下のページをご覧ください。

https://nazotoki-concierge.com/nazotour/

5. マルシェ

商店街のなかでマルシェを開催するのも一案です。マルシェとは「市場」を意味するフランス語で、日本ではフードや飲み物、ハンドメイド雑貨などを販売する不定期開催のイベントを指す言葉として用いられています。

マルシェにあわせて、商店街の飲食店では食べ歩きしやすいオリジナルメニューを販売すれば、マルシェを目的に商店街に来てくれた人に、商店街のお店もめぐってもらいやすくなります。

6.ガイドブック作成

商店街のガイドブックがない、または古いままで更新されていないなら、新しく作ってみてはいかがでしょうか。商店街全体のマップ、魅力的なお店やおすすめスポットの紹介、商店街の歴史などをガイドブックに掲載すれば、いろいろな場所に立ち寄ってもらいやすくなります。

完成したガイドブックは、より多くの人に手に取ってもらえるように、商店街のなかだけでなく、最寄りの駅など人が多く集まる場所にも設置できるとよいでしょう。また、デジタル版を作成することも検討してみてください。

7.まち歩きツアー

その地域のことをよく知る人が商店街を案内する、ガイドツアーを実施しているところもあります。

商店街のなかの名所やおすすめのお店をただ説明しながら回るだけでも構いませんが、より魅力を伝えるために、何か「体験」を用意できるとよいでしょう。たとえば、和菓子屋さんでの和菓子作り体験、お寺でのお茶会体験などです。また、お酒好きの方を対象に、商店街でのはしご酒を楽しめるナイトツアーを実施しているケースもあります。

参考:商店街ツアー始動! 予約必要・多言語対応 | すいた情報局 by吹田市旭通商店街

空き店舗を活用した企画例

地域の商店街では、空き店舗の増加が課題となっているところも少なくありません。この課題を解決し、商店街の活気を取り戻すために、空き店舗の活用に力を入れている自治体もあります。ここからは、空き店舗を活用した企画例を6つ紹介します。

8.映画上映会

商店街の空き店舗で、映画の上映会を行ってみてはいかがでしょうか。商店街のなかに複数の劇場を用意し、「映画祭」を開催するケースもあります。商店街の店舗と連携して大掛かりなイベントにすれば、多くの人に楽しんでもらえるでしょう。

参考:【広報ふじ令和7年】まちかどネットワーク(10月号) | 静岡県富士市

近くにロケ地がある作品や、地元出身の監督が手掛けた作品など、地域にまつわる映画を上映するのもよいかもしれません。

9.子ども食堂

子ども食堂とは、地域住民や子どもに対して、無料または低額で食事や団らんを提供する場のことです。商店街のなかの空き店舗を活用して、子ども食堂を開設するケースもあります。

子ども食堂の活動を支援するため、運営費の一部を補助してくれる自治体もありますので、探してみてはいかがでしょうか。たとえば東京都杉並区では、新たな事業の立ち上げや支援の拡充の場合、条件を満たせば年額500,000円を上限として補助を行っています(令和7年度杉並区子ども食堂推進事業補助金)。

参考:令和7年度杉並区子ども食堂推進事業補助金について(2025年6月15日)|杉並区公式ホームページ

10.シェアハウス

商店街の空き店舗を、学生や若者向けのシェアハウスに改修するケースもあります。空き店舗をシェアハウスに改修することで、シャッター商店街の状態から抜け出せるだけでなく、若者の移住を促進できるため、商店街の活性化につながる可能性があります。

また、商店街のなかのシェアハウスは住む人にとってもさまざまなメリットがあるため、近年人気が高まっているようです。具体的には、以下のようなメリットがあります。

  • アパートに比べて家賃・初期費用を抑えられる
  • 生活に必要なものが商店街で揃う
  • 雨に濡れずに買い物ができる(アーケードがある商店街の場合)
  • シェアハウスの共用スペースでイベントが開かれるケースもあり、いろいろな人と交流できる など

11.コワーキングスペース

働き方が多様化したことで、コワーキングスペースの需要が高まっています。それに伴い、商店街の空き店舗をコワーキングスペースに改修するケースも見られます。

商店街のなかにコワーキングスペースを作れば、地域で働くフリーランス、事業者などの交流の場となるでしょう。そこから、新しいアイデアやビジネスが生まれることもあるかもしれません。

12.ワークショップ

商店街の空き店舗を改修して、多様な目的で使える地域の交流の場とするケースもあります。そこでさまざまなワークショップを開催すれば、ワークショップを目的に多くの人が足を運んでくれるようになる可能性があります。

【ワークショップの例】

  • ものづくり(キーホルダー作り、万華鏡作り、缶バッヂ作り など)
  • 英会話
  • ヨガ
  • イラスト教室 など

13. チャレンジショップ

チャレンジショップとは、空き店舗などを活用して、創業または店舗の出店を目指す人のお試し開業を支援する事業のことです。チャレンジショップ卒業後に、商店街のなかに正式にお店を出してもらえれば、空き店舗が減少し、商店街の活性化につながる可能性があります。

商店街や地域全体を活性化させるために、空き店舗を活用したチャレンジショップをサポートする事業を行っている自治体も多いので、探してみてはいかがでしょうか。

知名度をアップさせる企画例

そもそも商店街の存在を知られていなければ、足を運んでもらうことはできません。次に、商店街の知名度をアップさせるための企画例を4つ紹介します。

14.地域の学生とのコラボレーション

商店街を盛り上げるために、その地域の学生とコラボレーション企画を実施するケースも多いです。たとえば、「地域の大学と一緒に商品を開発する」「一緒に企画したイベントを実施する」などが挙げられます。

このような企画を実施することで、「商店街と学生のコラボレーション」という話題性から、取り組みをメディアに取り上げてもらいやすくなります。多くの人が商店街の存在を知って足を運んでくれるようになる、課題に目を向けてくれるようになるといった効果が期待できるでしょう。

15.新しい名物・ブランド

商店街の知名度をアップさせるために、「この商店街といえばこれ!」というような、名物やブランド商品を生み出してみてはいかがでしょうか。

たとえば、東京都品川区にある戸越銀座商店街では、「戸越銀座コロッケ」によるまちづくりを進めています。このように、商店街で販売されている何か1つの商品の売り出しに力を入れて、ブランド化するという方法があります。

参考:まちづくりのための若者連携ヒント集 – 経済産業省(PDF)

または、それぞれのお店の個性を活かしつつ、商店街の名物やブランドを生み出したいなら、京都府宇治市にある宇治橋通り商店街でコロナ禍に販売された「崖っぷち弁当」が参考になります。このお弁当は、コロナ禍で打撃を受けた商店街の飲食店が一斉に販売したものです。中身はお店ごとに違いますが、包装パッケージと価格を統一して販売されました。

参考:コロナで“崖っぷち”の商店街、“お弁当”から広がるさまざまなアイデア- 事例を探す(事例ナビ)|経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus

16.街並み作り

長い時間はかかりますが、街並み作りに取り組み、活性化に成功した事例もあります。福島県会津若松市にある商店街「七日町通り」は、昭和初期以前の建物が今も多く残るエリアです。これを活かして、大正浪漫を感じる街並み作りに約15年取り組み、現在では多くの観光客が訪れる商店街となっています。

参考:「レトロな七日町通りをまち歩き」|モデルコース|会津若松の公式観光情報サイト【会津若松観光ナビ】

美しい景観を作り、動画やSNSを利用した広報活動を積極的に行うことで、商店街の知名度・来訪者アップが期待できるでしょう。

17.マスコットキャラクター

商店街の知名度をアップさせたいなら、商店街のマスコットキャラクターを生み出してみてはいかがでしょうか。マスコットキャラクターを広報に活用することで、特に小さな子どもたちに注目してもらいやすくなります。そのマスコットキャラクターのグッズなどを販売すれば、地域経済の活性化にもつながるでしょう。

マスコットキャラクターは、何か商店街やその地域の特徴を反映させたデザインになっているものが多いです。商店街の特徴を、マスコットキャラクターを通して伝えられるので、存在や魅力を覚えてもらいやすくなります。また、マスコットキャラクターがいると、地域住民も商店街に対して親しみや愛着を持ちやすくなるでしょう。

デジタルツールを活用した企画

デジタル化に伴い、地域の活性化にもデジタルをうまく活用することの重要性が増しています。最後に、デジタルツールを活用した商店街活性化の企画を3つ紹介します。

18.デジタル地域通貨

地域通貨とは、特定のエリアやコミュニティのなかだけで使える通貨のことです。地域で発行する紙のクーポンや商品券なども、地域通貨に含まれます。

最近では、キャッシュレスが普及したことで、地域通貨もデジタル化が進んでいます。紙よりも利用しやすいデジタル地域通貨を導入することで、地域のお店の利用を促進できるでしょう。また、デジタル地域通貨なら、利用した人の消費行動のデータが得られます。そのデータを分析することで、地域住民のニーズを把握できるようになり、より効果的な施策の検討が可能になるというメリットもあります。

19.デジタルポイントカード

リピーター獲得のために、ポイントカードを導入しているというお店も多いでしょう。最近は、ポイントカードもデジタル化が進んでいます。ポイントカードをデジタルにすることで、デジタル地域通貨と同じく利用した人の消費行動のデータが得られるようになり、消費者のニーズを把握しやすくなります。

また、従来の紙のポイントカードの場合、「持ってくるのを忘れた」「紛失した」といった問題が発生することがあります。その点デジタルポイントカードなら、スマートフォンがあれば利用できるため、利用者としても使いやすいというメリットもあります。

20.SNSの活用

魅力的なイベントやキャンペーンを企画しても、それらの情報を知ってもらわなければ、誰にも利用してもらえない可能性があります。幅広い層に新鮮な情報を届けるために、情報発信にはSNSを活用しましょう。

SNSはさまざまな種類がありますが、最近は商店街の公式LINEアカウントを作るケースが多くみられます。LINEは情報を発信するだけでなく、多様な使い方ができるため、活用する商店街が多いのではないでしょうか。

【LINEの活用例】

  • お友達追加キャンペーンとして抽選会を実施する
  • 1日1回「ガチャ」回してクーポンをゲットできる企画を実施する
  • デジタルスタンプラリーを実施する など

まとめ

商店街を活性化させる企画例20選を紹介しました。全国各地で、商店街の衰退が大きな課題となっています。この課題を解決するために、支援事業を行っている自治体もあります。どのような企画を実施する場合でもコストはかかってきますので、自治体の支援なども活用して、計画的に進めていきましょう。

 

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