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社内イベントを通して会社やチームの団結力を上げたい。でもどのようなゲームが盛り上がるのかわからない…。などのお悩みをお持ちではありませんか?
漫然と社内イベントを実施しても、効果があがらないのは事実。仕事の範疇で実施する以上は、社内イベントでも明確に目的を設定して取り組むべきです。そこでおすすめなのが、チームビルディングを取り入れたゲーム。
今回は、チームビルディングのプロセスと、企業におけるチームビルディングの事例についてご紹介します。
チームビルディングとは
『チームビルディング』とは、各個人が持つ能力を最大限に活かし、目標に向かっていけるチームを作るための取り組みです。
研修や日常業務での取り組みを含めてチームビルディングと呼ぶこともあります。
チームビルディングにはゲームがおすすめ
ビジネス用途で使用できるチームビルディングの要素を取り入れたゲームは、多数存在します。
ルールは簡単なものが多いので、みんなで楽しみながらチームビルディングできます。どのゲームも、実施することでチームメンバーの人となりを知れたり、関わったことのない人同士のコミュニケーションが自然に発生したりと、メリットが多数あります。
チームや会社内での自分の強みを認識できたり、PDCAを素早く回す体験ができたりと、個人のスキル面にとって得るものが多い点も魅力です。
チームビルディングを取り入れたゲームは、野外スペースやホールなどを使って大人数で実施するゲームと、室内などで手軽にできるゲームがあります。
野外や体育館を使い大人数で実施するチームビルディングを取り入れたゲーム
まずは、野外や体育館を使い大人数で実施するゲームからお伝えしていきます。
フォレストアドベンチャー
『フォレストアドベンチャー』は、自然を利用したテーマパークです。フォレストアドベンチャー発祥の地であるフランスでは、リスクマネジメント能力開発やチームビルディング研修のツールとして高い評価を得ています。
課題解決のために仲間と協力が必須になる場面が多く、必然的にチームで協力しあうことになります。フォレストアドベンチャーを終える時にはチームの結束力は高まっていることでしょう。
- 費用:8,000円~
- 所要時間:半日~
サバイバルゲーム
エアソフトガンとBB弾を用いて、戦闘のように敵と味方に分かれて撃ち合うゲームです。本来は野外で森や砂地など自然の地形を利用して楽しみますが、体育館などで独自に障害物などを用いてもよいでしょう。
メンバーが同じ目標に向かって取り組めるので、チームビルディングの効果があります。事前に戦略を立て、戦闘中は仲間同士でアイコンタクトをとりつつ味方の動きを把握する必要があるので、必然的にコミュニケーションが生まれていきます。
メンバーがどのような動きをするのかも、サバイバルゲームを通してみえてくるでしょう。
- 費用:会場による
- 所要時間:10分~数時間
ラフティング
数人でひとつのゴムボートに乗り、川下りをするスポーツです。ゴムボートを狙ったとおりに進めるには、チームワークが必要不可欠。必然的にコミュニケーションをとる必要が出てきます。あまりにも急流の場所を選んでしまうと転覆の可能性が高いので、ゲームを楽しむために初心者向けの会場を選ぶことも重要です。
必ずといっていいほど水に濡れるため、着替えなどを準備し、濡れても問題のない服装で臨みましょう。
- 費用:5,000円~
- 所要時間:1~3時間
運動会
玉入れや障害物競走、綱引きなど、小学生の運動会でも実施されているような種目がわかりやすくおすすめです。
チーム対抗戦にすれば、作戦会議などの時間で自然にコミュニケーションが生まれ、チームビルディングにも適します。
同じ競技は1回で終了せずに複数回実施し、合間に作戦タイムを挟むようにしましょう。メンバー間のコミュニケーションの機会になり、PDCAをまわす体験もできます。競技内容もアレンジが利くものが多いので、会場やイベントの内容に適したものに変えられるよう検討してみましょう。
- 費用;要見積もり
- 所要時間:1日
ロゲイニング
ロゲイニングとは、地図やコンパスを使用し、ゲームの会場となる場所に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競うゲームです。
研修などビジネス用途でロゲイニングを実施する場合は、チェックポイントごとにカードを設置して、指示に従わせるとよいでしょう。
新規に赴任してきた営業担当者に街のチェックポイントを回らせるなどすれば、チーム内での親睦も深まりますし、街の様子も知れて一石二鳥といえるでしょう。
- 予算:会場による
- 実施時間:2〜5時間
自衛隊体験研修
「隊員と同じような日課で起居宿泊する生活を通じて自衛隊の実際の姿を広く知り、理解を深めていただくための体験」として自衛隊が主催で企画しています。費用をかけずに規律や協調性を学ばせる事ができるので、特に新入社員研修に向いています。
自衛隊研修では、号令や行進などのプログラムを通して、主体性や自分への理解を深めていきます。また、プログラム中には不測の任務が含まれることもあり、想定していない状況への対応能力を養えます。
- 予算:1万円以下/名
- 実施時間:2~3日
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦はIKUSAが提供するチームビルディングに適したレクリエーションゲームです。
チャンバラで使用する剣はスポンジ製なので当たっても痛くなく、肩に付けたボールを落とし合うゲーム性のため、シンプルでわかりやすく盛り上がります。ゲーム中は、あちこちで歓声があがるでしょう。
状況に応じてチーム戦も実施できる点も魅力。イベントの規模を選ばずに取り入れられるゲームなので、イベント中に盛り上がるゲームが欲しい時には検討してみましょう。
- 費用:要見積もり
- 時間:数時間
会議室などを使い少人数で実施するチームビルディングを取り入れたゲーム
続いて、会議室などで実施できるチームビルディングを取り入れたゲームについて、みていきましょう。
人狼
会話形式で進められるコミュニケーションゲームです。
ゲームの開始時にカードが配られ、村人チームと人狼チームに分かれます。村人チームは人狼を探し、すべての人狼を追放すれば勝利です。人狼チームは自分の正体を見破られないようにしながら、すべての村人を襲撃できれば勝ちとなります。
ターンには昼と夜があり、昼には誰を追放するかの話し合いを実施。夜になると人狼が村人を襲い、人数を減らしていきます。
人狼と村人以外にも、さまざまな役職が用意されており、ゲームに組み入れることで変化を加えられるでしょう。
- 実施時間:2~3時間
- 費用;1万円程度
脱出ゲーム
チームで協力して出口からの脱出を目指すゲームです。一人ひとりに与えられた限定的な情報をもとに、設定されたシーンから脱出すればゴールになります。
チーム内でコミュニケーションを図ることはもちろん、各人の論理的な思考力も求められます。制限時間を短めにする場合には、冷静な判断力とチーム全体で素早くPDCAを回すことが必要です。チーム内での交流の機会も多くあり、チームビルディングに適したゲームであるといえるでしょう。
- 実施時間:シナリオによるが2~3時間程度
- 費用:別途見積
マシュマロチャレンジ
備品を使って自立可能なできるだけ高いタワーをつくり、頂上にマシュマロを置くことが目的のゲームです。
マシュマロを落とさずに、最も高いタワーを作ったチームが優勝です。制限時間は18分間ですが、必要に応じて変更してもよいでしょう。1ゲーム終了するたびに振り返りをして、PDCAをまわしていくので、チームビルディングにも適したゲームです。
- 費用;2~3万円程度
- 所要時間:2~3時間程度
ヘリウムリング
フラフープさえあればできるゲームです。フラフープをメンバーで囲んで円になり、利き手の人差し指の第一関節にフラフープを乗せます。この状態から誰一人として指をフープから離さずに地面につけられたらクリアです。
誰かが一人で早く置こうとするとフラフープが指から離れてしまうため、チーム全員で息を合わせて対応しなければなりません。またチームの人数が多いほど、息を合わせるのが難しくなるため難易度が上がります。ゲームは制限時間5分で繰り返し行い、繰り返しの度に振り返りの時間を設けてPDCAをまわしていきます。
- 費用;2~3万円程度
- 所要時間:1~2時間程度
ピンポン玉リレー
リレー形式でスプーンやお箸を使ってピンポン玉を運ぶというシンプルなゲームです。広めの会場を確保できればコースのアレンジができますが、ある程度の大きさの会議室でも人数によっては実施できます。
次のメンバーに渡す際に落とさないように気配りするなど、瞬時の状況判断が求められるため、チームプレーや応援を通して、効果的なチームビルディングが期待できるでしょう。
スプーンやお箸の大きさや形を数種類用意することで難易度を調整できます。実力に差がある場合には、道具でハンディキャップを設けるとよいでしょう。
- 費用;1~2万円程度
- 所要時間:1~2時間程度
流れ星ゲーム
制限時間1分でメンバーにテーマを出し、指定した絵を描いてもらうゲームです。一番メンバー全員の絵が同じようになっているチームが勝利します。例えば、流れ星を書いて、と指示を出した場合、流れ星の位置や向き、周囲の風景の状況など、なるべく細かく伝えましょう。
もちろん流れ星のお題以外にも、月や木、家など、色々なテーマで実施できます。どのような伝え方をすればメンバーに伝わるのか、伝える力を養えます。
- 費用:5000円程度
- 所要時間:30分~1時間
野球のポジション当てゲーム
細切れの情報を協力して繋ぎ合わせることにより正解を導き出すゲームです。このような手法は「ジグソーメソッド」と呼ばれる手法です。
1チームは4〜6名で行い、1人につき3〜4枚の情報が書かれたカードを配ります。カードには野球のポジションについての情報が記載されていて、メンバーは情報カードをもとに誰がどのポジションなのかを回答していきます。
このゲームには、「情報カードを他の人に見せられない」というポイントがあります。口頭のみで情報を伝える必要があるため、自然にコミュニケーションが発生。30分の制限時間内に回答をしなければならないのも重要です。制限時間を迎えたら、正解を発表し、ワークシートで各チームの振り返りを実施します。
チームで協力して回答を導き出す過程で、チームビルディングに関する多くのことを学べるでしょう。
- 費用:5000円~1万円
- 所要時間:1時間~2時間
チームビルディングのゲームを実施する際の注意点
イベントなどでチームビルディングの要素を取り入れたゲームを実施する場合は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。
開催は必ず事前に告知を
大きいイベントを開く際には特に注意すべきです。遅くとも開催日の半年前には開催を告知し、事前にスケジュールは調整しておいてもらいましょう。
業務時間で実施するよう設定すると社員が参加しやすくなります。休日に無理に開催すると人が集まらない可能性もあり得るでしょう。
チームビルディングを意識したゲームは目的を決めて
チームビルディングの要素を取り入れたゲームを実施する目的については、複数の選択肢があります。例えば、社内コミュニケーションの促進、チーム力向上など。目的に応じたゲームを選び、イベントの内容を検討しましょう。
使用可能な予算をチェックしておく
予算規模によって、催せるイベントは大きく異なってきます。目的を決める段階で割り当てられる予算もチェックしておきましょう。目的に沿ったゲームを選んでも、予算を超過していると実施は難しくなってしまいます。
注意点を守って楽しいチームビルディングゲーム企画を
各個人が持つ能力を引き出し、目標の達成率を上げるのがチームビルディング。このチームビルディングにはゲームの実施が効果的です。
チームビルディングに適したゲームは多数ありますので、チームビルディングの目的に合わせたゲームを選びましょう。
同時に予算を確認しておき、イベントの詳細を詰めていきます。中でも開催日は優先して検討し、遅くとも半年前には開催日を決定し、告知をしましょう。
社内イベントのことでお困りなら、ぜひ豊富なノウハウを持つIKUSAへ一度お問合せ下さい。