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認知度を上げる重要性、主なマーケティング手法とポイントを紹介

目次
どれだけ素晴らしい商品を開発しても、その存在や価値、魅力などを多くの人に知ってもらわなければ、売上にはつながりません。企業としては、その商品に関する情報を積極的に発信し、認知度向上を図る必要があります。
本記事では、そもそも「認知度」とは何を意味するのか、認知度を上げることの重要性、認知度を上げるマーケティング手法と、マーケティングを成果につなげるためのポイントを紹介します。
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認知度とは?

「認知度」とは、“あるものがどれだけ広く認知されているかの度合い”を指す言葉です。
認知度と似た言葉に「知名度」がありますが、こちらは“その存在や名前がどれだけ広く知られているかの度合い”を指します。認知は、存在や名前を知っているというだけでなく、それが「どのようなものなのか」を理解できている状態を意味します。
具体的には、
- 社名は聞いたことがあるが、何の会社なのかわからない
- 商品の存在は知っているが、どのような価値があるのかわからない
上記のような場合は、知名度はあるものの認知度が足りない状態といえます。
なぜ認知度を上げることが重要なのか

マーケティングを行うそもそもの目的は、「商品を売ること」です。どのような商品なのか、特徴や魅力、他社商品との違いを理解できなければ、なかなか消費者はその商品を「欲しい」とは思わないでしょう。商品をより多く売るためには、認知度を上げることが重要なのです。
また、AISAS(アイサス)という有名な購買行動モデルがあります。消費者が商品を購入するまでのプロセスを、以下の5つの段階で表したものです。
- Attention(注意):商品を知る。
- Interest(興味):商品に対して興味・関心を持つ。
- Search(検索):商品について調べる(他社商品と比較・検討する)。
- Action(行動):商品を購入する。
- Share(共有):購入した商品の評価を共有する(SNSや口コミサイトなど)。
このモデルを見ても、まずは商品を認知してもらわなければ、購入までつながらないことがわかります。
※「AISAS(アイサス)」は、株式会社電通により商標登録されています。
認知度を上げるマーケティング手法9選

では、認知度を上げるためにはどのようなマーケティングを行えばよいのでしょうか。ここでは、認知度向上に有効な9つの手法を紹介します。
- ミステリーマーケティング
- SNS
- マスメディア広告
- 屋外広告
- Web広告
- プレスリリース
- イベント
- コンテンツマーケティング
- SEO対策
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
1.ミステリーマーケティング
ミステリーマーケティングは、近年人気が高まっている「謎解き」を取り入れた新しいマーケティング手法です。「謎解き」とは、文字通り「謎」を解いてクリアを目指すゲームのことです。知識よりも、ひらめきや論理的思考力が問われます。
コンテンツに「謎」を掲載することで、それを手に取った人から「謎をクリアした先が見てみたい」という感情を引き出せます。ミステリーマーケティングは、商品を知り、興味・関心を持ってもらうためのマーケティング手法なのです。
具体的には、以下のような効果を狙えます。
- メールマガジンに謎を掲載 → 開封率、コンバージョンページへのクリック率向上
- パンフレットやチラシに謎を掲載 → Webサイトへ誘導
- Webサイトに謎を掲載 → 会員登録を促す
ミステリーマーケティングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://nazotoki-concierge.com/mystery-marketing/
また、以下の記事ではミステリーマーケティングの事例を紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
https://nazotoki-concierge.com/case-interview/mystery-marketing/202209019059/
2.SNS
認知度を向上させたいなら、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も上手に活用しましょう。SNSは、多くが無料で運用できます。また、発信者以外のユーザーによっても情報が拡散されるため、低コストで認知度向上を図ることができます。
X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokなど、さまざまなSNSがあり、それぞれ特徴やユーザー層も異なります。認知度を上げるためには、まずはターゲット層が多く利用しているであろうSNSを選択することが重要です。
SNSを活用すれば、ハッシュタグを活用したキャンペーンや、SNS広告、人気のインフルエンサーとのコラボ企画など、さまざまなマーケティングが可能になります。
3.マスメディア広告
マスメディア広告とは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌に掲載される広告のことです。マスとは、「一般大衆」を意味します。マスメディア広告は、ターゲットは大まかにしか設定できませんが、不特定多数の視聴者・読者にアプローチできるというメリットがあります。
では、テレビ・ラジオ、新聞・雑誌それぞれの広告について、詳しく見ていきましょう。
テレビ
テレビやラジオなどで流す広告放送は、CM(Commercial Message:コマーシャルメッセージ)といいます。テレビCMは、大きく分けて「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。
- タイムCM……企業が番組のスポンサーになり、その番組のCM枠内で放送するCMです。CMの秒数も企業が指定します。原則、番組内でスポンサーとして社名が表示またはアナウンスされます。
- スポットCM……放送局が決めた時間に放送される、15秒程度の短いCMです。企業はCMを放送する時間帯や期間、エリアを選択できます。
長期間にわたってブランドや商品の認知度を高めたいならタイムCMが、キャンペーンのように短期集中で訴求したいものはスポットCMが向いているでしょう。
ラジオ
ラジオCMも、テレビCMと同じく、タイムMCとスポットCMの2種類があります。
ラジオCMは、テレビCMに比べると広告費・製作費が安く、費用対効果も高いといわれています。ただ、ラジオは時間帯によってリスナー層が変わるため、ターゲットに届く番組や時間帯を選択してCMを放送することが重要です。地域密着型の商品やイベントを宣伝したいときは、地域のラジオ局にCMを出してみるのもよいでしょう。
新聞
新聞広告は、文字や写真、イラストなどで情報を伝えることができます。基本的にはモノクロですが、場合によってはカラーや二色刷りとすることもあります。広告を掲載する位置やサイズにより、「記事下広告」「雑報広告」などの種類に分けられます。
新聞は社会的な信用度が高い媒体であるため、掲載する広告も信用してもらいやすいといえます。ただ、新聞の購読者の年齢層は割と高めです。そのため、商品のターゲットが若い世代の場合は、新聞広告は最適な手法とはいえないかもしれません。
雑誌
雑誌は、特定の読者に向けて作られているものであるため、ターゲットを絞って広告を出すことができます。商品とマッチする雑誌を選べば、高い費用対効果が期待できるでしょう。
雑誌広告は基本的にはカラーですが、雑誌によっては色の数によって料金が異なる場合もあります。また、雑誌広告は大きく以下の3種類に分けられます。
- 純広告……決められた広告の枠に出稿する広告。
- 記事広告(タイアップ広告)……雑誌の編集部が作成した、ブランドや商品を紹介する文章をベースとする広告。
- 連合広告……1つの広告枠を複数の広告主で分けて掲載する広告。
認知度向上や、商品への理解を促したい場合は、純広告または記事広告が高い効果を期待できます。
4.屋外広告
屋外広告とは、街なかにある看板広告、デジタルサイネージ、交通広告など、人々の生活動線に設置される広告を指します。
屋外広告はサイズが大きく、視認性が高いため、見る人に強いインパクトを与えることができます。思わず目を引くユニークなデザインの広告であれば、SNSなどで拡散される可能性もあるでしょう。
また、通行者にとってわかりやすい位置に掲出できることから、店舗や施設への誘導にも効果的です。ブランド認知の向上から来店促進まで、幅広い目的で活用されています。
5.Web広告
Web広告とは、インターネット上に掲載される広告の総称です。一口に「Web広告」といっても、さまざまな種類があります。
【Web広告の一例】
- リスティング広告……検索エンジン(Google、Yahoo! JAPANなど)で検索した際、結果画面の上部または下部に表示されるテキストベースの広告。
- ディスプレイ広告……Webサイトやアプリに設置された広告枠に表示される広告。テキストと画像、動画を組み合わせた広告を掲載できる。
- SNS広告……SNSプラットフォーム上に配信する広告。
広告費はマスメディア広告よりも安いため、低コストで認知度向上を図れます。また、ターゲットを絞って広告を配信できる、さまざまなデータ(閲覧数、クリック数など)が得られるため効果を測定しやすいなどのメリットもあります。
最近はインターネットで情報収集を行う人が多いため、認知度を向上させたいなら、Web広告をうまく活用することも重要です。
6.プレスリリース
プレスリリースとは、企業や団体がメディア関係者に向けて発信する文書のことです。新商品発売やイベント、サービス開始など、さまざまな情報を発信する際に用いられます。
商品に関する情報をプレスリリースで発信することで、内容に興味を持ったメディアがニュースとして取り上げてくれる可能性があります。その結果として多くの人に情報が届き、認知度が高まることが期待できます。そのため、ただ情報を配信するだけでなく、メディアが「ニュースにしたい」と感じる切り口や話題性を盛り込む工夫が重要です。
近年ではインターネット上で一般の人もプレスリリースを閲覧できるようになっており、メディア関係者だけでなく、消費者に直接情報を届けるツールとしても活用されています。
7.イベント
ブランドや商品をPRするイベントを開催するのも1つの方法です。具体的には、セミナーや展示会、新商品発表会などが挙げられます。または、自社でイベントを開催する以外に、他のイベントにブース出展するという方法もあります。
イベントは、ブランドや商品の価値を消費者に直接伝えられる貴重な機会になります。何か「体験」を用意することで、ブランドや商品に対する理解も深めてもらえるでしょう。また、イベントでは企業と消費者が直接交流できるため、関係を構築・強化できるというメリットもあります。
8.コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、コンテンツを作成・配信して消費者とコミュニケーションをとり、購買やファン化につなげるマーケティング施策のことです。テキスト、写真、動画などのさまざまなコンテンツを、オウンドメディアやSNS、メールマガジン、ホワイトペーパーなどで配信します。
商品を売り込むのではなく、消費者にとって有益な情報を提供することで良好な関係を構築・維持し、購入につなげることを目的とした手法です。
9.SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンであるキーワードで検索をしたときに、結果画面で特定のページを上位に表示させるための対策のことをいいます。
たとえば、コンテンツマーケティングの一環としてオウンドメディアを立ち上げたとしても、検索順位が低いと、誰もアクセスしてくれない可能性があります。これでは、認知度向上にはつながりません。オウンドメディアへの流入を増やすために必要になるのが、SEO対策です。
ただ、検索順位はすぐに上がるものではありません。日々変動するものでもありますので、SEO対策は地道に続けていくことが大切です。
また、SEO対策に取り組んだ結果、検索順位が上がったとしても、コンテンツの内容が薄ければ、せっかくアクセスしてくれたユーザー離脱されてしまったり、行動までつながらなかったりする可能性が高いでしょう。そのため、当然ですがコンテンツ自体の質を高めることも重要となります。
マーケティングを成果につなげるためのポイント

最後に、認知度を上げるマーケティングを行う際のポイントを3つ紹介します。
ゴールは「商品を売ること」であることを意識する
マーケティングとは、簡単にいえば「商品が売れる仕組みを作るための活動」です。そしてその最終的なゴール(目的)は、先ほどお伝えしたように「商品を売ること」です。マーケティングを行う際は、これを見失わないようにすることが重要です。
認知度を向上させることは、ゴールまでの過程(最初の一歩)にすぎません。認知度を向上させること自体が目的になってしまうと、本来の成果につながらない可能性があります。認知度向上にとらわれすぎず、最終的に売上へ結びつくかどうかを意識しながら取り組むことが大切です。
競合他社と差別化する
マーケティングを行う際は、競合他社との差別化を意識しましょう。
世のなかには、多くの商品が溢れています。数ある商品のなかから自社商品を手に取ってもらうには、「自社商品にしかない魅力」を消費者に感じてもらう必要があります。マーケティングを成果につなげるためには、他社商品にはない自社商品の強みを見つけ、それを強く押し出すことが重要です。
また、インターネットが普及し、誰でも簡単に欲しい情報を手に入れられる時代となっています。多くの情報に埋もれてしまわないように、マーケティングのやり方も競合他社と差をつけられるとよいでしょう。最新の手法やトレンドを取り入れたマーケティングを行うと、それだけで差別化を図ることができます。先ほど紹介したミステリーマーケティングのような新しいマーケティング手法も、ぜひ検討してみてください。
PDCAサイクルを回し続ける
認知度というのは、急に高められるものではありません。また、消費者がブランドや商品を認知して、行動に移すまでにもある程度時間がかかります。マーケティングは短期間で成果を得られるものではないため、地道に活動を続けていくことが大切です。
具体的には、PDCAサイクルを回して、改善しながら続けていくことがポイントとなります。PDCAサイクルとは、以下の4ステップの頭文字をとったものです。業務改善のためのビジネスの基本的なフレームワークで、マーケティングにおいても活用されています。
- Plan(計画):目標と、その達成に向けた具体的な計画を立てる。
- Do(実行):計画の通りに実行する。
- Check(評価):効果を検証する。
- Action(改善):改善策を検討し、次回の計画に反映させる。
まとめ

商品を購入してもらうためには、まずは多くの人に商品を認知してもらう必要があります。その存在を知ってもらうだけでなく、特徴や他社商品との違いを理解し、「魅力的だ」「使ってみたい」と思ってもらえるようなマーケティングを行いましょう。
認知度を上げるマーケティング手法にはさまざまなものがあります。それぞれ特徴が異なりますので、マーケティングを成功させるためには、まずはターゲット層を明確にし、ターゲットに届く手法を選択することが重要です。また、新しいマーケティング手法も次々に登場しているため、競合他社と差をつけるためには新しい手法を取り入れることもポイントになります。本記事で紹介したミステリーマーケティングも、よろしければ検討してみてください。
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