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チームビルディングが組織の成功を導く!目的や事例を紹介

2020.03.04

組織で働いていると、チームビルディングというワードを耳にするかもしれません。また立場によっては、自分がチームビルディングの責任を担っている、ということもあるでしょう。そこで、チームビルディングとは何か、どのような目的があるのか、事例は?などについて解説します。

 

チームビルディングとは?

チームビルディングとは?

チームビルディングを日本語に意訳すると「強い組織作り」「チーム力強化」などと訳せるでしょう。要するに組織としてのパフォーマンスを底上げするために、組織のつながり、仕組みを強化していくということです。

チームビルディングは各メンバーの心理的なつながり、組織構造としてのつながり、両方を指します。お互いに完全に信頼しきっていて仲が良い必要はありませんが、少なくとも組織内での役割をこなすという意味ではお互いの信頼関係、役割分担、助け合いなどが必須です。

個々の力があって、なおかつチームビルディングによってうまく連携することで、初めて組織として高いパフォーマンスを発揮することができます。

 

会社組織はチームプレイ

会社の業務において個々の力は重要です。また責任の所在が明確であった方が後々のトラブルを防げるでしょう。しかし、個人個人がバラバラに動くだけでは組織がまとまらず、それぞれのメンバーが担当した作業の連結も難しくなります。

会社組織のパフォーマンスを高める上で、チームプレイを欠かすことはできず、このチームプレイもチームビルディングの一種です。

 

相乗効果が生まれる

チームがまとまり、メンバーが協力することで相乗効果が生まれます。たとえばアイデアとアイデアが合わさって新たなアイデアが生まれることもあるでしょう。

組織のパフォーマンスというのは、単に個人の実力を足し算した結果にはなりません。個人の実力を足し算した結果よりも組織のパフォーマンスが落ちているケースもあれば、逆に相乗効果によって上がっているケースもあります。

当然ながら、組織のパフォーマンスは個人の実力の足し算結果よりも上を目指すべきです。そのためにはチームビルディングが欠かせません。

 

コミュニケーションにフォーカスした言葉ではない

チームビルディングはメンバー間のコミュニケーションだけでなく、仕事全般における協力プレイ、協力体制を意味します。その点チームワークとは微妙に意味が異なります。

チーム内でメンバーがお互いのことを信頼して助け合うことは重要ですが、馴れ合いではありません。役割、責任の所在を明確化し、まずは個人個人がしっかりと組織に貢献する必要があります。

その前提の上で協力することで、初めて高いパフォーマンスを発揮できます。集団スポーツで考えるとわかりやすいでしょう。各人にポジションが与えられていて、それぞれそのポジションで高いパフォーマンスを発揮することが求められます。

その上でチーム一丸となって助け合い、ともに勝利を目指します。個人の役割や責任をうやむやにすることはチームビルディングではないので、その点は注意が必要です。

 

チームビルディングの事例

チームビルディングの事例

チームビルディングは仕事を通じて培うことも、仕事から離れて培うことも可能です。日々の業務の中で連携をスムーズにするための施策だけでなく、あえて仕事を離れ、リフレッシュしつつチームビルディングをする方法もあるということです。

それでは具体的な方法を紹介していきます。

 

脱出ゲーム

今話題の脱出ゲームはチームビルディングにも役立ちます。実際、コカ・コーラがチームビルディングのために脱出ゲームを導入したというエピソードがあります。

アメリカでは「Escape Room: Jewel Heist」と呼ばれますが、日本の脱出ゲームと同じです。脱出ゲームがチームビルディングに役立つ理由としては、以下の要素があるからです。

  • メンバーが協力して脱出する
  • 楽しい空間を共有できる
  • タイムプレッシャーによるドキドキが絆を生み出す
  • コミュニケーションを取れる
  • 互いの考えを発表しあう

脱出ゲームの種類は複数ありますが、いずれにしても制限時間内にメンバーが協力して謎を解き、その場から脱出するというルール、目的があります。脱出ゲームのシチュエーションや謎の内容は様々なのですが、いずれにしても協力して脱出を目指す作業は仕事で目標を達成するプロセスとよく似ています。

非日常である分脱出ゲームの方が面白いのですが、脱出ゲームを通じて、仕事でメンバーが協力するイメージもつかめるかもしれません。

 

ジェスチャーゲーム

一見するとただの遊びのように思えますが、実はチームビルディングに重要な要素が隠れています。具体的には以下のようなものです。

  • お題を当てる側がコミュニケーションを取る
  • 笑いが生まれる可能性が高い
  • ボディランゲージを使うことで親近感が生まれる

以上のような要素があり、実際ジェスチャーゲームをチームビルディングのために導入する事例は多いです。ジェスチャーゲームのルールはシンプルで、誰かがジェスチャーを行い、それが何のジェスチャーかを当てるというものです。

制限時間内に交代でジェスチャーを行っていって、最終的に何個当てられたかをチーム対抗で競うケースが多いでしょう。

 

ブレーンストーミング

ブレーンストーミングはチームビルディングにつながります。なぜなら、以下の要素があるからです。

  • 互いのアイデアを知れる
  • 互いの価値観がわかる
  • 必然的にコミュニケーションを取れる
  • 自己肯定感、信頼感が生まれる

ブレーンストーミングに関しては、チームビルディングだけでなく、業務上の目的で導入する事例も多いでしょう。ひらすらアイデアを出していく作業は、お互いの頭の中を垣間見えます。

その人がどのような思考を持っているのかがわかるので、今後の協力プレイの参考にもなるでしょう。また互いのアイデアについて話し合うことで、仲が深まる可能性もあります。

ちなみにブレーンストーミングの内容に関しては、業務に関係あるものでもそうでないものでも問題ありません。

 

業務を離れたプレゼンテーション企画

仕事でプレゼンテーションをする機会がある、という方は多いでしょう。そして、どうしても仕事となると聞き手もシビアになり、張り詰めた空気感になることが多いです。そこで、あえて業務を離れた内容でプレゼンテーションを行うのです。

互いにプレゼンテーションして、意見を言い合うイメージです。内容は週末の遊び企画などなんでも良いです。普通に会話するよりもきちんと情報がまとまった話し合いにつながるので、その点でプレゼンテーションを入れるメリットは大きいです。

一つの議題を決めてグループワークをしたりフリートークでも良いのですが、プレゼンテーションの方が主軸がはっきりする分その後の話し合いもスムーズでしょう。

 

団体スポーツ

団体スポーツはまさにチームビルディングの集大成です。個人技と違って、チーム力が弱いとチームとしてパフォーマンスが著しく低下します。お互いの役割、責任を明確化し、その上で連携プレイを行います。

チームビルディングも兼ねて団体スポーツを行っている事例は多岐に渡るはずです。またチームビルディングの話は抜きにして、単純に楽しいというメリットもあります。

楽しみながらチームビルディングができるので、団体スポーツを取り入れる価値は大きいのです。

 

管理職ゲーム

ビジネスゲーム、社長ゲームと呼ばれることもあるようですが、要するに現状所属している組織の経営サイドの目線で、どうすれば組織を改善できるかアイデアを出します。そのアイデアに対して、メンバーがさらに意見を乗せていきます。会社の場合仕事にも役立ち、また各メンバーの意識改革にもつながります。

最近はフラットな組織を目指す企業、若手にも積極的に機会を与える企業、若手の意見を取り入れることで新たな視点を持とうとする企業、などが増えています。

その結果、この管理職ゲームを導入する事例が増えているのです。

 

サバイバルゲーム

サバイバルゲームは遊びの要素が強いですが、チームプレイの要素は強いです。戦略を話し合い、またゲーム中にもコミュニケーションを取ります。団体スポーツに近いものがあるでしょう。

団体スポーツだとどうしてもそのスポーツの経験者や、経験者でなくても身体能力の高い人が有利になってしまいます。サバイバルゲームも経験者は有利ですが、そこまで身体能力が影響しません。そのため、運動が苦手な方でも楽しめるというメリットがあります。

 

運動会

運動会もあなどれません。単に走るだけの競技だとチームプレイが生まれませんが、たとえばムカデ競争、大玉ころがし、綱引き、騎馬戦、組体操、などはチームプレイです。

これもサバイバルゲームや団体スポーツと同じ効果を得られます。また走る競技だとどうしても身体能力の差が顕著に出ますが、それ以外の競技であれば身体能力の差がそこまで顕著に出ないものもあります。

たとえば団体スポーツの野球やサッカーだと経験者や身体能力の高い人が明らかに有利になり、特にサッカーは苦手な人にボールが回ってこない可能性もあるでしょう。

もちろん社会人であればある程度大人なので、意図的にスポーツが苦手な人を貶める目的でパスを回さないようなことは稀かと思います。しかし、どうしても勝利を目指すとなると得意な人、得点につながりそうな人にパスせざるを得ません。

その点運動会なら全員参加型で、身体能力の高い人と低い人をバランスよく織り交ぜるような形にすればみんなが参加できます。そしていかに身体能力の高い人の身体能力を活かすか、逆に身体能力の低い人をカバーしていくか、といった戦略を練る過程も仕事とよく似ています。

チームの利点、弱点を明確にして、そのチームを最適化していくプロセスが重要なのです。

 

チームビルディングを意識してやらないと無意味

チームビルディングを意識してやらないと無意味

チームビルディングは、内容に関わらず、目的を明確化して取り組まないと無意味です。チームビルディングを意識しないと単に遊びで終わってしまう場合も多いでしょう。そのため、企画者は最初に目的を明確にメンバーに伝えることが重要です。

企画者だけでなくメンバー全員がなぜ今これをやっているのか、どういった意図があるのか、といったことを考え、チームビルディングを最大化するためにはどうするべきか、を意識する必要があります。

たとえば脱出ゲームだと得意な人は一人ですべて謎を解いて一人でクリアしようとしてしまうかもしれませんが、それだとチームビルディングの意味がありません。

一人で謎をどんどんクリアするのはプライベートでやるべきでしょう。そうではなく、きちんとメンバーで話し合うこと、全員が納得した上で進めていくことが重要なのです。

仕事ではときに個人で進めたり、個人のパフォーマンスをアピールすることも重要かもしれません。なぜならチームプレイであると同時に、競争社会でもあるからです。

しかしチームビルディングのためにゲームをやっているときは個人で競うことよりもチームとしてのつながりやコミュニケーションを強化していくことが重要なので、目的を意識する必要があります。

間違っても「自分が一番謎を解いてやる」「自分が一番シュートを決めてやる」「他の人がミスしても自分のパフォーマンスが高いからそこで稼いで勝ってやる」といったモチベーションで取り組んではいけません。

「この人はたしかにパフォーマンスは高いけれど組織プレイには向いていない」「周りのことをあまり考えられない」「俯瞰的に考える力がなく目の前のことだけしか考えられない」といった印象を残してしまう可能性があるでしょう。

 

まとめ

チームビルディング

チームビルディングは組織のパフォーマンス向上のためには欠かせないもので、それと同時に個人の働きやすさにも影響します。そして、チームビルディングの強化は業務内、業務外の両方で図ることが可能です。

ただしメンバーがチームビルディングを意識して取り組まないと、単にその場を楽しむだけで終わってしまいます。目的がわからないと楽しむこともできないかもしれません。

楽しみながらチームビルディング強化への取り組みを実りあるものにするためには、目的意識が重要なのです。目的を持つことで、コミュニケーションの質、タイムマネジメント、思考、などが最適化され、単なる馴れ合いではない、ゴールに向かって協力していけるチームビルディングができてきます。

緒方裕理

この記事を書いた人

緒方裕理
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